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バックナンバー

クラシック聴くならコレ!! 今だから聞きたい!厳選!クラシックセレクション

『J-WAVE』MORNING CLASSICを深堀する!!  EVERY MONDAY - THURSDAY 08:05 - 08:10

ラ・フォル・ジュルネ特集

田中 泰 氏 コメント
 14年目を迎える世界最大級のクラシックの祭典「ラ・フォル・ジュルネ」の今年のテーマは「モンド・ヌーヴォー/新しい世界へ」。作曲家たちが人生のある時期に、戦争や革命、あるいは自らの意志によって祖国を離れ、新天地において作曲活動を行ったその軌跡を辿るという、とても興味深い内容です。ラフマニノフはロシアを離れてアメリカに拠点を移し、「パガニーニの主題による狂詩曲」を作曲。ポーランド生まれのショパンは後半生を過ごした異国の地で「前奏曲集」等の名曲を作曲。バルトークは第2次世界大戦におけるナチの台頭から逃れてアメリカに渡り、妻の誕生日のために「ピアノ協奏曲第3番」を作曲。そして同じくナチのユダヤ人迫害から逃れてハリウッドに渡ったコルンゴルトは、映画界に革命を起こします。名曲の影にはストーリーありですね。

朝食にまつわるクラシック

田中 泰 氏 コメント
 素敵な1日のスタートは朝食とともに! ということで、朝食にまつわるクラシックの名曲を特集。まずは日本を代表する作曲家冨田勲が手掛けた「今日の料理」のテーマを「今日の健康」のテーマと合わせてご紹介。誰でも知っているこのメロディが冨田勲の作品だと言うことにビックリ!? 続いてはテレマンが食事のBGMとして作曲した「ターフェルムジーク」。こちらもかつて料理番組のテーマに使われていたことを思い出す。そしてパンをテーマにした傑作フランクの「天使のパン」と、コーヒーをテーマにしたバッハの「コーヒーカンタータ」、どちらも朝食のBGMに似合いそう。是非お試しあれ。

心安らぐクラシック

田中 泰 氏 コメント
 新年度スタートの慌ただしさが一段落してホッと一息つきたくなった貴方に心安らぐクラシック音楽をプレゼント。まずは癒しの定番マーラーの「交響曲第5番」から第4楽章「アダージェット」。ハープと弦楽器のみで奏でられるメロディは美しさと優しさに満ちています。続いてはドビュッシーの「月の光」。多くの作曲家に影響を与えたドビュッシーの魅力が凝縮されたような輝きが放たれます。モーツァルト最晩年の傑作「アヴェ・ヴェルム・コルプス」の儚さと美しさも特筆物。妻コンスタンツェへの想いが垣間見えるようです。最後はヴィヴァルディのモテット「まことの安らぎはこの世にはなく」。映画「シャイン」に使われて話題になったこの曲を聴いていると嫌なことも忘れることができそうです。音楽は心の栄養ですね。

カラヤン特集

田中 泰 氏 コメント
 2018年4月5日に生誕110年を迎える指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンは20世紀を代表するカリスマ指揮者としてクラシック界に君臨。34年間の長きに渡って芸術監督を務めたベルリン・フィルとの黄金コンビは20世紀のクラシック史上最強のユニットと言えそうです。そのカラヤンが遺した膨大な数の録音の中から、大ヒットアルバム「アダージョ・カラヤン」の中の1曲「パッヘルベルのカノン」、そして15歳の天才ヴァイオリニスト、アンネ・ソフィー・ムターを起用したモーツァルトの「ヴァイオリン協奏曲第3番」、キャスリーン・バトルとの共演が話題となった1987年のニューイヤー・コンサートからヨハン・シュトラウスⅡ世のワルツ「春の声」。そして最後は、1988年に行われた最後の来日公演のライブ録音からブラームスの「交響曲第1番」をピアックアップ。まさに時代を象徴する名演奏をお楽しみあれ。

カラヤンVSバーンスタイン 2018年4月

マーラー:交響曲第5番

カラヤン

1,524 (税込 1,646

マーラー:交響曲第5番

バーンスタイン

1,000 (税込 1,080


2018年はレナード・バーンスタイン生誕100年、そしてヘルベルト・フォン・カラヤン生誕110年のメモリアルイヤーです。共に20世紀を代表する人気指揮者として活躍した2人が遺した録音の数はまさに膨大。当然同じ曲を手掛けたアルバムも沢山あります。
というわけで、2018年のクラシックシーンを彩る2人のスーパースターの聴き比べをご提案。同じ料理でもシェフが違えばその味わいは全く変わるように、音楽もシェフである指揮者が違えばこんな違うということを、世界最高レベルの名演奏でお楽しみあれ。
第1回となる4月はマーラーの「交響曲第5番」の聴き比べです。映画「ベニスに死す」のメインテーマとして有名な第4楽章「アダージェット」は息を飲むような美しさ。さてこの名曲を2人がどのように表現したのでしょう。そして貴方の好みはカラヤン?それともバーンスタイン? クラシックの面白さはまさに聴き比べに有り!!

『JAL機内クラシックチャンネル』で聴けるおすすめクラシック音楽

JAL機内クラシックチャンネル 4月のテーマは「国境を超えて」

ショパン:ポロネーズ集

田中 泰 氏 コメント
今年の「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭のテーマ「新しい世界へ」の予習にぴったりなのが今月の選曲。作曲家たちが革命や戦争、または自らの意思によって故郷を離れ、新天地で生み出した名曲の数々は聴き応え充分。「ラ・フォル・ジュルネ」を楽しむためにも要チェックです。中でも大きくクローズアップされる作曲家ショパンは、20歳にして故郷ポーランドを離れた後、二度と再び愛する祖国に戻ることはありませんでした。しかし帝政ロシアの圧政下にあった祖国への想いを音楽で表現。その代表曲がポーランドの伝統的な舞曲を活かした「ポロネーズ」です。パリに葬られたショパンですが、遺言によって心臓のみがポーランドに戻り、ワルシャワの聖十字架教会に収められている事実からも、ショパンの望郷の念が伝わってくるようです。

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