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バックナンバー

クラシック聴くならコレ!! 今だから聞きたい!厳選!クラシックセレクション

『J-WAVE』MORNING CLASSICを深堀する!! EVERY MONDAY - THURSDAY 08:05 - 08:10

6月のコンサートで楽しめるクラシックの名曲特集

田中 泰 氏 コメント
まずは、映画「ノウィング」や「英国王のスピーチ」に使われてお馴染みのベートーヴェン「交響曲第7番」。この曲の第2楽章の美しさは、映画に使いたくなる気持ちも理解できます。シベリウスの交響詩「フィンランディア」も同じく映画に使われる機会の多い名旋律。フィンランド人の独立の気概が伝わってきそうな勢いです。チャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」は、昨年のディズニー映画「くるみ割り人形と秘密の王国」でもお馴染みの素敵なファンタジー。チャイコフスキーならではの美しいメロディのオンパレードが楽しめます。そして最後は、“音楽の父”バッハの「管弦楽組曲第4番」。当時考えられる音楽の可能性をすべてつぎ込んだかのようなバッハの傑作は、時代を超えて今も新鮮に響きます。

室内楽特集

田中 泰 氏 コメント
恒例の人気イベント「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン(6月1日〜16日)」の開催が目前の今週は、美しいメロディの宝庫「室内楽」を特集します。サントリーホール小ホール(ブルーローズ)の親密な空間で楽しむ室内楽の臨場感は抜群。クラシックの新たな魅力に触れることができそうです。まずはブラームスが21歳の時に作曲した「ピアノ三重奏曲第1番」。個人的にすべての室内楽の中で最も好きな曲の1つがこれ。続いて早熟の天才メンデルスゾーンが16歳の時に作曲した「弦楽八重奏曲」。この勢いは新緑の勢いにも通じるような清々しさ。ショパンの「ピアノ協奏曲第2番(室内楽版)」は、サロンでの楽しみを彷彿させる素晴らしさ。そして最後は“人類の遺産”とでも言うべきベートーヴェンの弦楽四重奏曲から、「ラズモフスキー第2番」を選択。全16曲を一気に聞くのが今年の「「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン」の目標です。というわけで、室内楽の庭をお楽しみあれ!

緑の季節にピッタリのクラシック特集

田中 泰 氏 コメント
新緑が目に眩しいこの季節には生命の息吹が感じられるようなクラシックの名曲がぴったり。まずは、クラシック回帰ってのロマンティスト、シューマンの歌曲集「詩人の恋」をご紹介。この冒頭を飾る「美しき5月に」は、この既設に聞いてほしい曲の筆頭です。続いて、16歳のメンデルスゾーンが作曲した弦楽八重奏曲の颯爽とした勢いは、木々が生い茂る様子に重なるような生命力が感じられます。モーツァルトがオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」で描いた三重唱「風が穏やかにあり」の清々しさもこの季節ならでは。新緑を眺めるときのBGMにおすすめです。最後は、ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から「朝はバラ色に輝きて」。まさに“稀代のメロディメーカー”ワーグナーの真骨頂が楽しめます

平成から令和へ

田中 泰 氏 コメント
いよいよ新たな元号「令和」を迎える今週は、皇室やお祝いにちなんだクラシックの名曲を集めてみました。まずは、平成天皇が皇太子時代の1959年に美智子妃殿下とご成婚されたことを祝した作品、團伊玖磨の「祝典行進曲」。続くヘンデルの「司祭ジドク」は、1727年の英国王ジョージ2世の戴冠式のための作品で、その後も新しい王の戴冠式には必ず演奏される名曲です。近年ではヨーロッパ・サッカー連盟主催のUEFAチャンピオンズリーグのテーマ曲としても有名です。そして、1993年に作曲された團伊玖磨の「新・祝典行進曲」は、当時の皇太子殿下と雅子さまのご成婚を祝った作品です。最後は、ワーグナーのオペラ「ローエングリン」から華やかな「第3幕の前奏曲」。新たな時代の幕開けにふさわしい名曲をお楽しみください!

ウラディーミル・ホロヴィッツ没後30年に寄せて 2019年5月

スカルラッティ:ソナタ集

スカルラッティ:ソナタ集

ホロヴィッツ(ウラディミール)

1,600 (税抜)

ホロヴィッツとスカルラッティ

田中 泰 氏 コメント
さまざまな名演奏を遺したホロヴィッツの中でも異彩を放っているのがスカルラッティ・アルバムだ。バロック時代にチェンバロのために書かれたスカルラッティの音楽と、現代的な超絶技巧を誇るホロヴィッツの演奏の愛称が実は抜群。まるで精巧な銀細工のような音楽を極めて繊細に描き出したこのアルバムは、スカルラッティの音楽を再評価するきっかけになったと共に、ピアニストたちが率先してスカルラッティを弾き始めるきっかけにもなった名盤だ。洗練された技巧を持つもののみがなし得る見事な演奏の素晴らしさは、まさに美術工芸品のよう。何度もプレゼントに使ったことを思い出す。


『JAL機内クラシックチャンネル』で聴けるおすすめクラシック音楽

5月のテーマは、「優雅な第3楽章」

田中 泰 氏 コメント
平成から令和へと改元した今月は、優雅なメロディの宝庫「第3楽章」の魅力をご紹介します。作曲家たちが思いを込めた作品の“サビ”の部分とでも言えそうなメロディをご堪能ください。まずはヨハン・セバスティアン・バッハが、様々な楽器の組み合わせを試みた「ブランデンブルグ協奏曲」。才気煥発な音楽は当時の王侯貴族たちに絶賛されたようです。続くショパンとラフマニノフの「チェロ・ソナタ」は、稀代のピアニストとしても名高い2人の作曲家の“チェロ愛”を実感する名曲です。交響曲の中では、チャイコフスキーとブラームスの作品の第3楽章をピックアップ。こちらは2人の個性が垣間見える面白さ。そして最後は、今年没後30年を迎えるピアノの鬼才ウラディミール・ホロヴィッツが奏でたベートーヴェンの「悲壮」とモーツァルトの「トルコ行進曲」。何を弾いてもホロヴィッツの色に染まるところが強烈です!ぜひお聴きください。


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