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企画展示「手描き、ひらめき、おもいつき」展の様子をご紹介!
「楽しくなければいけない」という宮崎駿監督の思いが一貫して表現された展示に
今回の企画展示は、過去に宮崎監督が手がけた展示や美術館そのものを題材に、それらがどのようにして作られたのかを企画当時の絵や文章などの展示物を通して紐解く事が出来るものになっています。
安西香月館長と画家の井上直久さん
開館の前日に関係者を招いて行われたトークイベントでは、過去にスタジオジブリ作品に背景美術制作として参加され、美術館オリジナル短編アニメーション「星をかった日」の原作者でもある井上直久さんがゲストとして招かれ、開館当時のエピソードや展示の見どころを紹介していました。
宮崎監督を模したキャラクターの背後には同じくスタッフを模した小さなキャラクターの姿が
美術館のすべての企画展示は、一貫して訪れた人たちに「面白かった」という気持ちを持ち帰ってもらう為に作られていると語っていた井上さん。このポスターでは、宮崎監督の来館者への思いやりの気持ちと、その背後にあるスタッフの努力があらわされていると井上さんは語ります。
展示室の入口
展示室は大きく2つの部屋に分かれており、第1室ではこれまでに宮崎監督が手掛けた14の展示の企画時の資料、第2室では"美術館ができるまで"をテーマに、同館の設計時に描かれた絵や、建物の立体模型などが展示されています。
第1室の様子
準備期間を含めて約20年の歳月が経っているジブリ美術館。その間に開催された企画展示は今回を含めて19回を数えるそうです。この部屋では、過去に宮崎監督が携わった14の展示の企画時に書き溜められた資料の数々が展示されています。
宮崎監督がどうしても実現したかった展示
こちらは、開館後2つ目の企画展示となった「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展」の紹介コーナー。監督の好きな物がひときわ詰まった当時の展示では、その魅力を伝えるために短編の映画まで制作されました。
映画「天空の城ラピュタ」のワンシーンを制作する為に描かれた原図
こちらは主人公のパズー達が敵役から逃げていくシーンを制作する際、宮崎監督が制作スタッフにその詳細を説明する為に描いたという原図。安西館長は、「実際には(時間がなく)映画の中では表現出来なかった事が、展示を通して紹介されている」と解説していました。
立体展示物も随所に
こちらは空想上の"空飛ぶ機械"の立体展示物。期間中、映像展示室「土星座」では、短編映画『空想の空とぶ機械達』も特別上映される予定です。
※上映スケジュールなどの詳細は、美術館の公式サイトをご確認ください
URL:https://www.ghibli-museum.jp/
「幽霊塔へようこそ展」(2015年)のコーナー
こちらは宮崎監督が中学生の頃、夢中になって読んだ江戸川乱歩の小説「幽霊塔」をとりあげた企画展示のコーナー。物語の舞台となった時計塔の重層的な構造や、歯車だらけの内部の仕掛けなど、宮崎監督が好きだったものが紹介された展示でした。
幽霊塔
江戸川乱歩/著(岩波書店)
今回の展示では関連書籍も複数紹介されています。こちらは表紙絵に加えて、展示のために宮崎監督が描き下ろしたコマ割り漫画風の解説が、カラー口絵(全14頁)として収められたている特別な本。
「美術館ができるまで」をテーマとした展示物も紹介
ジブリ美術館をつくることが決まってから完成に至るまでに描きとめられたアイデアやイメージなどが展示されている第2室。この部屋でも実際には実現されなかった構想時の資料などを見る事ができます。
美術館の構造を見下ろす事ができる立体展示物
「迷子になろうよ、いっしょに。」というキャッチフレーズの通り、順路案内が殆どなく、建物の構造が複雑なジブリ美術館。屋上から地下1階までの構造が分かりやすく再現された模型も展示されています。
あくまで子供たちのために
こちらは、子供たちと目線が合うようにトトロの首を傾けるよう修正を図示した資料。今回の展示では、実現しなかったアイデアや宮崎監督に「ダメ出し」されてしまった企画なども含めて見てもらいたいという思いからこのような資料も多く展示されています。
子供たちの目にも分かりやすい展示に
こちらは、回転する絵にストロボをあてる事で動いているように見える「ゾートロープ」という装置の試作品の展示。紙だけで作られている為、子供たちの目にもその仕組みが分かりやすくなっています。トークイベントに招かれた井上さんは「子供たちもこれなら自分たちにも出来るかもしれないと感じてもらえるのでは」と感想を語っていました。
企画展示以外にもまだまだ見どころが
ジブリ美術館では、企画展示室以外にも様々な展示が行われています。出口を抜けて向かった先は、2階廊下にあるギャラリー。
石臼の仕組みを解説したパネル
トークイベントの中で井上さんが特におすすめしていたのがこちらのパネル。短編映画『パン種とタマゴ姫』に登場する石臼について、「夢の中の話の中にも日本の昔ながらのものが入っていて、その魅力が分かりやすく、また楽しく描かれている」とその魅力を語っていました。
小さな子供たちのための展示も
ギャラリーには、館内にある映像展示室「土星座」で上映された各短編作品の紹介パネルに加えて、こちらは"顔だしパネル"の要領で、こねこバスにのって遊べる気分が味わえる立体展示物もあります。
企画展示は2021年5月まで開催予定
今回紹介したもの以外にも常設展示や短編映画の上映など、まだまだ見どころが沢山詰まったジブリ美術館。どの展示物も「楽しくなければいけない」という宮崎監督の思いが一貫して表現されていました。
三鷹の森ジブリ美術館のご案内
三鷹の森ジブリ美術館の入場は日時指定の予約制です。
毎月10日午前10時より、翌月入場分のチケットを販売しています。
※Web、モバイル、店頭Loppiにて予約、ローソン店頭にて引き換え
【所在地】
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀1-1-83
三鷹駅南口から徒歩約15分、有料コミュニティバスで約5分
【一般お問い合わせ先】
0570-055777(ごあんないダイヤル 休館日を除く9時~18時)
【ホームページアドレス】
https://www.ghibli-museum.jp/
© Studio Ghibli © Museo d'Arte Ghibli
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