歌川国芳筆
「通俗水滸傳豪傑百八人之壹人・浪裡白跳張順」

中国古典小説の「水滸伝」を基に描かれた浮世絵「通俗水滸伝豪傑百八人之壹人」シリーズは、歌川国芳の出世作としてよく知られるもので、以後の水滸伝ブームのさきがけとなりました。登場する豪傑たちの力動感あふれる描写と藍の刺青は、国芳の真骨頂。中でも本図はその代表作としてよく知られています。

ご使用のブラウザでは、Cookieの設定が無効になっています。
すべての機能を利用するには、ブラウザの設定から当サイトドメインのCookieを有効にしてください。
東京国立博物館(トーハク)と
世界を代表する
ヘッドウェア&アパレルブランド
NEW ERA(ニューエラ)の
コラボレーションが実現!
セブンネットショッピング限定アイテム販売!
中国古典小説の「水滸伝」を基に描かれた浮世絵「通俗水滸伝豪傑百八人之壹人」シリーズは、歌川国芳の出世作としてよく知られるもので、以後の水滸伝ブームのさきがけとなりました。登場する豪傑たちの力動感あふれる描写と藍の刺青は、国芳の真骨頂。中でも本図はその代表作としてよく知られています。
国宝である本作品は豪壮な武家文化が花開いた安土桃山時代を代表する、華やかで力強い作品です。 金箔を貼った大地と雲を背景に、巨大な檜が幹をうねらせ、大枝を広げています。まるで蛇がのた打ち回っているような、生命力にあふれる表現に圧倒されます。作者、狩野永徳の最晩年作と考えられています。
本作品は紫式部によって書かれた平安時代の長編物語『源氏物語』の一場面を金地に緑や青、赤などの濃い色彩で鮮やかに描いています。白く輝く桜の花が左右の屏風をつないでおり、明るく華やかな春らしい作品です。作者の狩野晴川院(かのう せいせんいん)は、江戸城の障壁画の総指揮監督を務めるなど、幕末期の狩野派の重要人物でした。
Copyright©2004-2023 Tokyo National Museum. All Rights Reserved.