ご使用のブラウザでは、Cookieの設定が無効になっています。
すべての機能を利用するには、ブラウザの設定から当サイトドメインのCookieを有効にしてください。



バックナンバー

クラシック聴くならコレ!! 今だから聞きたい!厳選!クラシックセレクション

『J-WAVE』MORNING CLASSICを深堀する!! EVERY MONDAY - THURSDAY 08:05 - 08:10

クラシックに親しむ最初の1曲vol.3

田中 泰 氏 コメント
クラシックに親しむには、素敵な曲との出会いがポイントです。その曲をさまざまな演奏者によって聴き比べることによって、違いがわかるようになればクラシックの扉は大きく開くはずです。というわけで、今回はクラシックの名曲中の名曲をお届けします。まずは41曲の交響曲を残したモーツァルトの最晩年の作品「交響曲第40番」。冒頭の旋律はまさに天才モーツァルトならではの美しさです。続いてはショパンの中でも最も有名な「ノクターン第2番」。こちらは映画「愛情物語」でもおなじみの名曲です。そして冒頭のホルンとピアノの連打が印象的なチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」。最後はオペラ史上屈指の“泣ける”アリア、プッチーニのオペラ「トスカ」の「星は光りぬ」です。どれもきっと聴いたことのある名旋律。まずは曲名を知ることからスタートを!

フラワーバレンタイン特集/花にまつわるクラシック

田中 泰 氏 コメント
バレンタインデーを迎える今週は、女性へのプレゼントの王道「花」にまつわるクラシックの名曲をご紹介します。チョコレートと一緒に花にまつわる音楽ギフトも素敵です。まずは、ヴェルディのオペラ「椿姫」の「花から花へ」は、高級娼婦ヴィオレッタが歌う華やかなアリアです。そしてクラシック史上最高のロマンティスト、シューマンが婚約を記念して愛するクララに贈った歌曲集「ミルテの花」から「くるみの木」。さらには、チャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」の「花のワルツ」。こちらは夢見るような美しさです。そして最後は、20世紀最高のオペラと讃えられるR.シュトラウスの「バラの騎士」から、第3幕の三重唱をご紹介。シュトラウス自身の遺言によって、自らの葬儀でも演奏された名曲です。ぜひご堪能ください。

アシュケナージ特集

田中 泰 氏 コメント
今週は、先日引退を発表したピアニストで指揮者のウラディーミル・アシュケナージを特集します。20世紀を代表する名ピアニストにしてNHK交響楽団の指揮者として何度も日本を訪れたアシュケナージの名演の数々をご堪能ください。まずは母国ロシアの作曲家プロコフィエフの「ピアノ協奏曲第3番」。切れ味抜群のピアノはまさにアシュケナージならでは。続いては、ヴァイオリンのレジェンド、イツァーク・パールマンとの共演によるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ「春」&「クロイツェル」。こちらはまさにこの曲最高の名盤と言えそうです。そしてソプラノのバーバラ・ボニーと共演したシューマンの歌曲集「リーダー・クライス」から「月夜」で奏でるピアノの音色は、まさにため息モノの美しさ。最後は“指揮者”アシュケナージの魅力がつまったNHK大河ドラマ「功名が辻」のテーマ。NHK交響楽団との蜜月も今は懐かしい思い出です。

3月のコンサートで楽しめるクラシック

田中 泰 氏 コメント
3月のコンサートからピックアップした名曲は、ベートーヴェンのピアノソナタ第26番「告別」、ヘンデルのオペラ「ラダミスト」、J.S.バッハの「チェンバロ協奏曲第1番」に、チャイコフスキーのピアノ曲集「四季」の4曲。どれも個性あふれる名曲です。「告別」は、ベートーヴェンが遺した32曲のピアノ・ソナタの中で第8番「悲愴」とともに、ベートーヴェン自身が命名した貴重な作品。「ラダミスト」は、去勢歌手カストラートのためのオペラですが、今の時代カストラートは存在しないためカウンターテナーが歌う名曲です。バッハのチェンバロ協奏曲は、第1楽章のカデンツァがサカナクションの「バッハの旋律を夜に聴いたせいです」で使われた名曲で、「四季」はロシアの自然を歌ったロマンティックな名曲です。コンサートで楽しむ前に録音でもお楽しみあれ。

ベートーヴェンお薦めの1枚!

vol.2

田中 泰 氏 コメント
いよいよスタートしたベートーヴェンイヤー。コンサートでもベートーヴェンの作品がいつも以上にとりあげられているようです。皆様も是非ベートーヴェンの素敵な世界に浸ってください。というわけで、「おすすめの1枚!vol.2」は、先日現役引退を発表したピアニストで指揮者のウラディーミル・アシュケナージが、イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)と共演したアルバム、「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番『春』&第9番『クロイツェル』」です。1970年代前半に録音されたこのアルバムは、人気ソリスト同士の共演として話題になった名盤で、アシュケナージが残した膨大な録音の中でも最も印象的な1枚と言えるでしょう。共演者のパールマンも、今年の秋の来日公演が最後の日本公演となることを表明しています。2人の名手が最高のタイミングで共演したこのアルバムからは、まさにこの世の春を謳歌するような豊かさが聞こえてきます。

『JAL機内クラシックチャンネル』で聴けるおすすめクラシック音楽

2月のテーマは、「チェロ」

田中 泰 氏 コメント
今月は柔らかな音色と幅広い音域を誇る美しい弦楽器「チェロ」が活躍する名曲を集めてみました。聴いていて心が落ち着くのは、人の声に最も近い音色だからなのかもしれませんね。まずは、伝説のチェリスト、パブロ・カザルスがケネディ大統領に招かれたホワイトハウスでのコンサートで演奏したカタロニア民謡「鳥の歌」です。続いては、チェロのために書かれた作品の中も最も名高いサン=サーンスの「白鳥」と、フォーレの歌曲を編曲した「夢のあとに」。どちらもチェロの優雅な響が印象的です。そして、ウィスキーのCMで一斉を風靡したピアソラの「リベルタンゴ」と「フガータ」は、チェロの持つ新たな可能性を教えてくれる名曲です。最後は、アメリカのナショナル音楽院院長としてニューヨークに赴任したドヴォルザークが、現地で作曲した最後の作品「チェロ協奏曲」です。雄大な音楽からは、新世界アメリカへの希望と、祖国チェコへの望郷の念が入り混じった懐かしさが感じられるようです。


ページの先頭へ