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『J-WAVE』MORNING CLASSICを深堀する!! EVERY MONDAY - THURSDAY 08:05 - 08:10
ハロウィン特集2019
田中 泰 氏 コメント
今やバレンタインデーやホワイトデー以上の盛り上がりを見せる10月31日のハロウィン。今年もハロウィン当日は街中に不気味な仮装をした人々が続出!と言った風景が見られることでしょう。というわけで、今週はハロウィンに似合いそうなクラシックの名曲をピックアップしてみました。ハロウィンのイメージと言えば、不気味さやコミカル、はたまた摩訶不思議と言ったところでしょうか。それをクラシックに当てはめて選曲したのが、 ワーグナーのオペラ「さまよえるオランダ人」から「幽霊船の合唱」、ミヨーの「屋根の上の牡牛」、サン=サーンスの「交響曲第3番“オルガン付き”」&プーランクの「ピアノ協奏曲嬰ハ短調」の4曲です。ハロウィンがもりあがることを祈りつつ。
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」全曲(SACD)
6,600円 (税抜)
BBC Proms Japan特集
田中 泰 氏 コメント
今週は、まもなく日本初上陸を果たすイギリス最大級のクラシック音楽祭「BBC Proms」を特集します。開催期間は10月30日から11月4日までの約1週間6公演。124年の歴史と伝統を誇る本国イギリス・ロンドンの熱気が日本でどのように表現されるのか興味津々。その魅力は誰でも気軽にクラシック音楽を楽しめる音楽祭であること。「プロムナード・コンサート(散歩をしながら気軽に楽しむコンサート)」の略称「Proms」の名前の由来もそのあたりから。開催期間中は、東京(Bunkamuraオーチャードホール)、大阪(ザ・シンフォニーホール)を中心に、周辺で開催される無料コンサートも是非チェックしたい。詳細はhttps://www.bbcproms.jp参照!!
クラシックに親しむ最初の1曲 その2
田中 泰 氏 コメント
あまりにも評判のよかった「クラシックに親しむ最初の1曲」をもう1度!という声に応えて、今週は「その2」をお届けします。やはり皆さん知っている曲を聴きたいのでしょうね。しかもそれが超名曲となれば尚更です。まずは、メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」をご紹介。これは自分にとってもクラシックの凄さを知るきっかけになった名曲です。続くチャイコフスキーのバレエ「白鳥の湖」の有名な「情景」はチャイコフスキーを好きになる切っ掛けの曲。ショパンの「英雄ポロネーズ」も同様。暗めの曲が多いショパンの中で最も勇壮なこの曲は「ショパンの音楽は花束に包まれた大砲」と称したシューマンの言葉どおりの勇ましさ。最後のドヴォルザーク「新世界より」の第2楽章は、放課後の校庭に流れていた懐かしい曲。こちらは世代を超えての共通作品と言えそうです。
メンデルスゾーン & チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
1,300円 (税抜)
ドヴォルザーク:交響曲第8番、第9番《新世界より》
1,300円 (税抜)
グレン・グールド特集
田中 泰 氏 コメント
今週は9月25日に誕生日を迎えたカナダ出身のピアノの鬼才グレン・グールド(1932-1982)を特集します。存命ならば御年87歳。彼の音楽をもっともっと聞きたかった。まずは、最も多く手掛けたヨハン・セバスチャン・バッハの作品から「半音階幻想曲とフーガ」。続いては、ショパンに全く興味を示さなかったグールドが唯一残したショパンの「ピアノ・ソナタ第3番」。これは異種格闘技戦のような面白さだ。さらには、作曲家グールドの魅力を知る事ができる「じゃあ、フーガを書きたいの?」。そして最後は、グールドがオルガンを弾いた唯一の録音として印象的なバッハの「フーガの技法」をご紹介。グールドの普段とは少し違った一面をお楽しみいただければ幸いです。
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番、他
1,300円 (税抜)
NEW!ウラディーミル・ホロヴィッツ没後30年に寄せて 2019年10月
ザ・グレイト・カムバック~ホロヴィッツ・アット・カーネギー・ホール 1965&1966
12,692円 (税抜)
グレートカムバック
田中 泰 氏 コメント
“20世紀を代表する超人的ピアニスト”の名を欲しいままにしていたホロヴィッツだったが、実はその神経は繊細そのもの。周囲からの期待感に押しつぶされそうになりながらの演奏活動であったことが伝えられている。人気絶頂のさなかに鬱病を発症し、12年間(1953-1965)もの引退期間を設けてしまったのもそのためだ。しかし徐々に回復したホロヴィッツは1965年5月9日にカーネギーホールにおいて歴史的なカムバックを果たす。スーパーピアニストの復活は世界中のクラシックファンから祝福され、その際のライブ録音は不滅の名盤として今も高い人気を誇っている。そして今回発売され15枚組のセットは、この歴史的なカムバックとその翌年に行われたリサイタル。そして両公演のリハーサルの模様までを収めた完全版だ。ファン垂涎のこのアルバムは、ホロヴィッツという稀有な才能の凄さが浮き彫りにすること間違いなし。
NEW!『JAL機内クラシックチャンネル』で聴けるおすすめクラシック音楽
10月のテーマは、「英国の伝統」
田中 泰 氏 コメント
10月末から11月初旬にかけて、いよいよ英国最大級のクラシック音楽祭「BBC Proms」が日本初上陸を果たします。というわけで、今月は英国の作曲家たちの作品にフォーカス。伝統に彩られた英国の音楽はどこか懐かしく親しみやすいものばかりです。まずは、ヘンデルの「司祭ザドク」です。この曲は、歴代の王の戴冠式に使われてきた伝統曲にして、現在はUEFAヨーロッパ・サッカー連盟主催のチャンピオンズリーグのテーマ曲にもなっている名曲です。そして美しいフォークソングを挟んだあとは、ラグビー・ワールドカップのテーマ曲にもなっているホルストの「木星」。最後は英国の国民的作曲家エルガーの「威風堂々」と「チェロ協奏曲」です。「Promsラストナイト」で歌われる「威風堂々」はまさに鳥肌モノ!聴き応えありますよ!!
ホルスト:組曲《惑星》/エルガー:行進曲《威風堂々》
1,300円 (税抜)
宮田大/エルガー:チェロ協奏曲/ヴォーン=ウィリアムズ:暗愁のパストラル
3,000円 (税抜)