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バックナンバー

クラシック聴くならコレ!! 今だから聞きたい!厳選!クラシックセレクション

『J-WAVE』MORNING CLASSICを深堀する!! EVERY MONDAY - THURSDAY 08:05 - 08:10

10月のコンサートで楽しめる名曲特集

田中 泰 氏 コメント
クラシックシーズン真っ只中の今週は、10月のクラシック公演の中から名曲をピックアップ。目移りしそうに魅力的なコンサートの一端をご紹介。まずは、シェーンベルクの「グレの歌」は、400人もの巨大編成で披露される超大作。20世紀の傑作に触れてみたい。そして、優れた音楽家を生み出してきたチャイコフスキー国際コンクールのガラ・コンサートで聞けるのが、シンボルと言えそうなチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」。そのチャイコフスキー国際コンクールで見事2位入賞を果たした藤田真央のリサイタルで楽しめるのがショパンの「スケルツォ」だ。今をときめく新鋭の演奏に期待がかかる。最後は日本初上陸を果たす「BBC プロムス」日本公演で演奏されるエルガーの「チェロ協奏曲」。英国の巨匠エルガーの“白鳥の歌”とでも言えそうな哀愁に満ちたメロディに浸りたい。

ラグビーワールドカップ応援クラシック

田中 泰 氏 コメント
いよいよ開幕するラグビーワールドカップ。というわけで、今週はラグビーにまつわる作品や応援に力が入りそうなクラシックの名曲をご紹介します。まずは、1991年の第2回大会から歌い継がれてきた「ラグビーワールドカップ・オフィシャルソング」の原曲、ホルストの「惑星」から「木星」です。今回は「いきものがかり」の吉岡聖恵さんが歌うのも話題の一つ。その名もズバリ「ラグビー」という曲を作ったのがフランスの作曲家オネゲル。しかも“交響的運動”なのだからすごい。続く2曲は応援に力が入りそうな曲をセレクト。エルガーの行進曲「威風堂々」と、オルフの「カルミナ・ブラーナ」から「運命の女神よ」は、どちらもラグビーの持つエネルギーが感じられそうな名曲です。

月にまつわるクラシック

田中 泰 氏 コメント
9月13日に中秋の名月「15夜」を迎える今週は、月にまつわるクラシックの名曲を集めてみました。古から月は人々の憧れであり、作曲家たちも月をイメージした美しい作品を数多く遺しています。その中から今回は、ドビュッシーの「月の光」、シューベルトの歌曲「月に寄せて」、ドヴォルザークのオペラ「ルサルカ」のアリア「白銀の月」。そしてシューマンの歌曲「月の夜」をピックアップしてみました。どの作品も作曲家たちの溢れる思いが込められた名作揃いです。特に、9月13日はシューマンの妻クララの200歳の誕生日にあたることから、シューマン夫妻の思いを重ねつつ、その作品に耳を傾けてみるのも素敵な時間ではないでしょうか。

クラシックに親しむ最初の1曲特集

田中 泰 氏 コメント
秋本番のクラシックシーズンに突入した今週は、クラシクに親しむための最初の1曲を集めてみました。何事も最初の出会いは大切です。素敵な曲との出会いから広がるコンサートの秋を是非お楽しみ下さい。まずは、来年生誕250年を迎える“Mr.クラシック”ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」。冒頭のジャジャジャジャーンがあまりにも有名ですが、ぜひ全曲通して聴いてほしい名曲の筆頭です。続いては、ベートーヴェンより14歳年上の天才モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。タイトルはややこしいけれどメロディを聴けばすぐにピンとくる名曲です。そしてクラシック界きってのロングセラーといえばヴィヴァルディの「四季」。300年ほど前の出版直後から大人気だったというのですから素晴らしい。最後のパッヘルベルの「カノン」は、いつ聴いても誰が聴いても心癒される名曲です。ぜひ生演奏をご堪能あれ。

ウラディーミル・ホロヴィッツ没後30年に寄せて 2019年9月

ホロヴィッツとチャイコフスキー

田中 泰 氏 コメント
ホロヴィッツのアメリカデビューは1928年。同じくアメリカデビューとなる指揮者トーマス・ビーチャムとの共演によるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番が当日のプログラムに当てられた。当時まだまったく無名の若者をなめきっていたビーチャムとテンポについて意見が合わず、演奏途中で開き直ったホロヴィッツが次第にテンポをあげて怒涛の演奏を披露したことは今も語り草だ。この1夜のコンサートによってスターとなったホロヴィッツの姿はまさにアメリカンドリーム。一体どのような演奏だったのだろう。その凄さは、1941年に行われた巨匠アルトゥーロ・トスカニーニとの共演による録音に刻まれている。アメリカのファンの度肝を抜いたホロヴィッツの超絶技巧がここにある。

『JAL機内クラシックチャンネル』で聴けるおすすめクラシック音楽

JAL機内クラシックチャンネル 9月のテーマは「愛の物語」

田中 泰 氏 コメント
2019年のクラシック界のトピックの一つが、クララ・シューマン生誕200年。ロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマンの妻として夫を支えながら8人の子供を育て、なおかつヨーロッパ随一のピアニストとして活躍したクララの生涯は波瀾万丈。まさに女性音楽家の草分けとしても偉大な足跡を残した人でした。ロベルトとの愛は、クラシック史上最大のロマンスと謳われ、そこから生み出された名曲の数々は今も私たちの心を熱くしてくれます。クララはロベルトにとってのミューズであり、彼女に捧げた作品の数々はまさにロベルトの人生の軌跡そのものです。そしてクララはそのロベルトの作品を世に広めるためにその人生をかけたのでした。9月13日は、そのクララの200歳の誕生日にあたります。今あらためて2人の音楽に耳を傾けてみませんか?


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