ご使用のブラウザでは、Cookieの設定が無効になっています。
すべての機能を利用するには、ブラウザの設定から当サイトドメインのCookieを有効にしてください。

バックナンバー

クラシック聴くならコレ!! 今だから聞きたい!厳選!クラシックセレクション

『J-WAVE』MORNING CLASSICを深堀する!! EVERY MONDAY - THURSDAY 08:05 - 08:10

7月のコンサートで楽しめる名曲特集

田中 泰 氏 コメント
暑い季節をクールに過ごす上でもクラシックは効果的!?ということで、7月のコンサートで楽しめる名曲の数々をピックアップいたしましょう。まずは、ヴェルディのオペラ「椿姫」の華やかな第1幕で歌われるアリア「花から花へ」は、享楽的な生活を送るヒロイン、ヴィオレッタの揺れる心を描いた名曲です。続いては、20世紀フランスを代表する作曲家プーランクのクールな作品「《仮面舞踏会》の終曲によるカプリッチョ」。そしてプッチーニのオペラ「トゥーランドット」は、エキゾティックな名曲の宝庫。最後は、来年生誕250年のメモリアルイヤーを迎える“Mr.クラシック”ベートーヴェンの「交響曲第1番」。クラシック史上のその名を残す9曲の交響曲の冒頭を飾るこの作品が、すべてのスタートになったと思うと実に感慨深い響きです。

間奏曲特集

田中 泰 氏 コメント
2019年もまもなく折り返し。ということで、今週は、オペラなどの幕間で演奏される「間奏曲」を特集します。物語の転換を告げるタイミングで流れる「一服の清涼剤」のような美しいメロディを是非ご堪能ください。まずは名高いマスカーニのオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲。ドロドロの色恋沙汰を題材としたこのオペラの中間に流れる清らかなメロディのなんと印象的なことでしょう。そしてプッチーニのオペラ「マノン・レスコー」と、フランツ・シュミットのオペラ「ノートルダム」の間奏曲もその美しさでは引けを取りません。ちょっと趣が違うのがブラームスの「間奏曲」。こちらは、自由な器楽と言った意味合いですが、癒やされるメロディという意味においては最高の名曲でしょう。1年の後半戦の前に、ほっと一息ついてみてはいかがですか?

マリンバ特集

田中 泰 氏 コメント
音階順に並べられた木の板を叩けば音が出る!というとてもシンプルな構造から、子供の音楽教育にも使われる楽器「木琴」。今週はその仲間である「マリンバ」の深く優しい音色をお楽しみいただきます。まずは、ヨハン・セバスティアン・バッハの「イギリス組曲」第2番。まるでマリンバのオリジナル作品のように聞こえるところにご注目を。スティーヴ・ライヒの「シックス・マリンバ・カウンターポイント」は、規則的な反復を繰り返しながら徐々に変化を遂げてゆく「ミニマルミュージック」の代表作。癖になりますよ。そして、キース・ジャレットの名盤「ケルン・コンサート」や、ラヴェルの人気曲「ボレロ」をマリンバで演奏したらどうなるか。聴いてみると、予想以上にフィットするあたりがマリンバの面白さと言えそうです。ぜひお試しあれ。

雨にまつわるクラシック

田中 泰 氏 コメント
梅雨入り間近の今週は、雨にまつわるクラシックの名曲を届けします。雨や水は、作曲家たちにとって特別なインスピレーションを与えたようです。まずは、ヨハン・セバスティアン・バッハの教会カンタータ第18番「天より雨と雪の降る如く」です。イエスの言葉と雨や雪を重ね合わせたこの作品の美しさは格別。続いては日本を代表する作曲家、武満徹の「雨ぞ降る」。彼もまた雨や水に魅せられた作曲家の1人でした。シューベルトは、歌曲集「美しき水車小屋の娘」の中で、涙と雨を重ね合わせていますが、これはクラシック作品で雨を扱うときの特徴の1つ。最後は、フランス印象主義の作曲家ドビュッシーの劇付随音楽「ビリティスの歌」。こちらは映画「シェルブールの雨傘」で名高い大女優カトリーヌ・ドヌーブの朗読が印象的なアルバムもおすすめです。

ウラディーミル・ホロヴィッツ没後30年に寄せて 2019年6月

エッセンシャル・ウラディミール・ホロヴィッツ

エッセンシャル・ウラディミール・ホロヴィッツ

ホロヴィッツ(ウラディミール)

3,800 (税抜)

ホロヴィッツとシューベルト

田中 泰 氏 コメント
ホロヴィッツが遺したシューベルトの録音はそれほど多くないにもかかわらず、なぜか心にしみる演奏がとても多い。その筆頭にあるのがシューベルト作曲リスト編曲による歌曲集「白鳥の歌」からの「セレナード」だろう。楽譜自体は小学生でも十分弾ける程度の優しいものだが、このシンプルな楽譜の中から旋律を浮かび上がらせるホロヴィッツのセンスと技術には驚かされる。あるホロヴィッツマニアが「彼の遺した最高の録音」と語っていたことにも納得だ。ぜひ他のピアニストの演奏と聴き比べてみることをお薦めする。まさにその違いは歴然だ。さらには、「即興曲」でのホロヴィッツのピアノの音色の美しさにも注目したい。まるで真珠を並べたかのような粒立ちの良い音の数々こそがホロヴィッツの真骨頂。ぜひご体験あれ!


『JAL機内クラシックチャンネル』で聴けるおすすめクラシック音楽

6月のテーマは、「弦楽アンサンブルの魅力」

チャイコフスキー:弦楽セレナード、モーツァルト:ディヴェルティメントK.136 他

田中 泰 氏 コメント
オーケストラを聴きに行った際に、ひときわ優雅なアンサンブルを聴かせてくれるのが弦楽器。今回はこの弦楽アンサンブルに注目してみたいと思います。まずは、TVCM「オー人事!」ですっかりお馴染みになったチャイコフスキーの「弦楽セレナード」は、1度聴いたら忘れられないほど印象的です。続くレスピーギの「リュートのための古い舞曲とアリア」の第3組曲「シチリアーナ」&エルガーの「エニグマ変奏曲」から第9変奏も、きっとどこかで耳にしたことのある名旋律です。さらには、映画「プラトーン」で有名になったバーバーの「弦楽のためのアダージョ」の厳かな美しさは格別。最後はモーツアルトの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」で明るい気分を味わいましょう。きっと優雅な時間が過ごせるはずですよ。

チャイコフスキー:弦楽セレナード、モーツァルト:ディヴェルティメントK.136 他


ページの先頭へ