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バックナンバー

クラシック聴くならコレ!! 今だから聞きたい!厳選!クラシックセレクション

『J-WAVE』MORNING CLASSICを深堀する!! EVERY MONDAY - THURSDAY 08:05 - 08:10

大型連休に楽しみたいクラシック

田中 泰 氏 コメント
平成から令和を繋ぐ大型連休目前の今週は、連休に楽しみたいクラシックを特集します。まずは、この季節恒例の“天使の歌声”ウィーン少年合唱団が今年も来日。日本・オーストリア友好150周年を記念した特別プログラムを披露します。続いてギネスブックにも掲載されている「横山幸雄のショパン全曲演奏回」は、5月3,4,5日の3日間で、協奏曲や室内楽を含むショパンの全曲を楽しめる貴重な機会。そして忘れてならないのが、ゴールデンウィークの風物詩「ラ・フォル・ジュルネ」は今年も健在。「旅から生まれた音楽(ものがたり)」のテーマの下、旅にまつわる作品が楽しめるコンサートや、旅のお供にピッタリの楽器に注目したコンサートが、朝から晩まで楽しめます(5月3,4,5日)。大型連休の予定がまだ決まっていないという方は、ぜひこの機会にクラシックを!!ショパン:ピアノ協奏曲第2番、ノクターン

春のショパン祭り

田中 泰 氏 コメント
今週は、「春のショパン祭り」と題して、ショパンの美しいメロディを堪能したいと思います。まずは、日本では「夜想曲」と訳される「ノクターン」。ショパンが遺した21曲のノクターンは、さながら21個の宝石のようです。続いては、「ピアノ協奏曲第2番」。この2楽章の儚さは、ノクターンに通じる美しさ。そして名高い「別れの曲」は、ショパン自身が「これほど美しいメロディを書いたことがない」と語ったほどの自信作。最後の「チェロソナタ」は、ピアノ以外にショパンが愛した唯一の楽器チェロの魅力が満載の美しい作品です。この曲がショパンにとって最後の出版作品になり、自身の最後のリサイタルで初演されたことも心に残ります。

BBCプロムス特集

田中 泰 氏 コメント
この秋日本初開催となる英国最大のクラシック音楽祭「BBCプロムス」のチケット一般発売が4月13日から開始される。ということで、今週は、BBCプロムスの魅力をご紹介いたします。まずは音楽祭のテーマ曲といえそうなエルガーの「威風堂々」第1番。ラストナイトではロイヤル・アルバート・ホールを埋め尽くした6000人の聴衆が、英国国旗を振りながら大合唱というのがお馴染みのシーン。さらには、ヘンリー・ウッドの「イギリスの海の歌による幻想曲」「トマス・オーガスティン・アーンの「ルール・ブリタニア」&ヒューバート・バリーの「エルサレム」あたりが定番中の定番曲として愛されています。クラシック以外にもミュージカルや映画音楽&ワールド・ミュージックにジャズまでが披露されるBBCプロムスの日本開催は、どのような盛り上がりを見せるのか、興味津々!

4月のコンサートで楽しめる名曲

田中 泰 氏 コメント
今年の4月19日(土)はキリストの受難の日に当たる「聖金曜日」。ということで、まずはバッハの「マタイ受難曲」をご紹介。新約聖書の「マタイによる福音書」を題材に描かれたこの作品は、クラシック史上の最高傑作と呼ばれる名曲です。馴染むまでに時間がかかるかも知れませんがぜひお聞きいただきたい。続いては、ショパン同様チェロを愛した作曲家でピアニストのラフマニノフが残した「チェロソナタ」。哀愁に満ちたメロディが耳につくこと請け合いです。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲「街の歌」からは、当時ウィーンの人々が口ずさんで居たヴァイグルのオペラ「海賊」のアリアが聞こえてきます。それで「街の歌」というのなかなか可笑しい。最後はエストニア生まれの現代作曲家アルヴォ・ペルトの「ベンジャミン・ブリテンのための哀悼歌」。この曲の美しさと深さに惹かれて繰り返し聴いていた時代が懐かしい。名作です!

ウラディーミル・ホロヴィッツ没後30年に寄せて 2019年4月

エッセンシャル・ウラディミール・ホロヴィッツ

エッセンシャル・ウラディミール・ホロヴィッツ

ホロヴィッツ(ウラディミール)

3,800 (税抜)

ホロヴィッツとモーツァルト

田中 泰 氏 コメント
20世紀を代表するピアニスト、そして超絶技巧が売りのホロヴィッツとモーツァルトのシンプルな音楽とは、なかなか結びつきにくそうに感じてしまうが、ところがどっこい、残された録音の中からは、まさにモーツァルトへの愛がにじみ出るような音楽が聞こえてくるのだから素敵だ。その筆頭にあるのが有名な1966年のカーネギーホールでのライブ録音(ソニー)だろう。ここで演奏されたモーツァルトのピアノ・ソナタ11番「トルコ行進曲つき」の歯切れのよい音の動きはまさにホロヴィッツならでは。「トルコ軍はこうやって行進するんだよ」とでも言わんばかりのホロヴィッツ節は耳につくこと間違いなし。さらには、最晩年に名指揮者ジュリーニとの共演で録音された「ピアノ協奏曲第23番」(グラモフォン)の美しさも破格だ。こんなものはモーツァルトではない!などというつまらない批評もあったいわくつきの演奏だが、歴史に残る名演奏であること間違いなし。カップリングされた「ピアノ・ソナタ第13番」の美しさも尋常では無いのでぜひ聴いてほしい。


『JAL機内クラシックチャンネル』で聴けるおすすめクラシック音楽

4月のテーマは、「春爛漫の調べ」

田中 泰 氏 コメント
春真っ只中の今月は、「春爛漫の調べ」と題して春にまつわるクラシックの名曲を特集します。冬の長いヨーロッパの作曲家たちにとって春はまさに憧れそのものだったのでしょう。4つのシーズンの中でも特に素敵な音楽がたくさんあるのが春の特徴です。というわけで、まずはクラシック史上最大のヒット曲の1つヴィヴァルディの「四季」の「春」。続いてはアルゼンチンのバンドネオン奏者ピアソラの「ブエノスアイレスの春」。さらには、我々と同時代を生きる作曲家フィリップ・グラスとマックス・リヒターによる「春」の対比は興味津々。特にマックス・リヒター作品は、ヴィヴァルディの「四季」の要素を25%だけ残したリミックスで大きな話題になった名作です。そして最後は、イギリスの作曲家レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの「あげひばり」。春の季語であるひばりが天高く舞い上がる様子を描いたこの曲はまさに春爛漫。お楽しみあれ!


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