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クラシック聴くならコレ!! 今だから聞きたい!厳選!クラシックセレクション

『J-WAVE』MORNING CLASSICを深堀する!! EVERY MONDAY - THURSDAY 08:05 - 08:10

映画の中で活躍したクラシック特集

田中 泰 氏 コメント
クラシックは、実は身の回りにあふれていて知らない間に耳にしていることが多いのですが、その代表格と言えるのが映画でしょう。古今東西の映画にはクラシックの名曲が様々な形で使われています。というわけで、今週は映画の中で活躍したクラシックをご紹介します。まずは「羊たちの沈黙」で使われたバッハの「ゴールドベルク変奏曲」は、猟奇的な内容の映画に一服の清涼剤のような効果を与えています。ベトナム戦争の悲劇を描いた「プラトーン」に使われていたのがバーバーの「弦楽のためのアダージョ」。こちらはいつ聴いてもしんみりしてしまいますね。モーツァルトの「フィガロの結婚」の二重唱「そよ風によせて」が使われたのは「ショーシャンクの空に」。「音楽と希望は誰にも奪えない」というセリフも印象的です。最後はアルツハイマーを描いた「きみに読む物語」の中のショパンの前奏曲第4番。これまたぐっとくること間違いなし!

作曲家たちの出世作

田中 泰 氏 コメント
成人の日を迎える今週は、作曲家たちが世に出るきっかけとなった名曲を特集します。人生は山あり谷ありだからこそ刺激的で面白いのかもしれません。まずは、若きグリーグが作品を携えてリストを尋ねて絶賛されたという話が伝わる「ピアノ協奏曲」。それにしてもリストはこの難曲を所見で弾いたというのだから物凄い。続いてはクルト・ワイルとブレヒトの合作で大きな成功を収めた「三文オペラ」。そして「交響曲第1番」の失敗で精神的打撃を受けたラフマニノフの起死回生の1曲となった「ピアノ協奏曲第2番」。さらには21歳のロッシーニがわずか27日間で書き上げたと言われるオペラ「アルジェのイタリア女」は、ロッシーニの名をヨーロッパ中に轟かすきっかけとなった名曲です。今に伝わる名曲のその裏に興味深いストーリーあり!

モーニングクラシック

田中 泰 氏 コメント
新年のスタートは、「モーニングクラシック」の原点に立ち戻り、清々しい朝の気分をデザインします。仕事始めもこの音楽を聴けば気持ちよくスタートできそうではありませんか? まずは、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」の穏やかなメロディをお聴きいただきます。この曲はベートーヴェンの9曲の交響曲中唯一自分で名前を付けた作品です。きっと思い入れも強かったのでしょうね。ハイドン初期の交響曲第6番「朝」の爽やかさも特筆モノを体験していただいたあとは、朝の定番と言えそうなグリーグの「ペール・ギュント」組曲から「朝」。そして最後は、プーランクの「オーバード」でちょっと変わった雰囲気の朝をご提供。今年も爽やかな朝を演出してまいります!!

年末年始ゆく年くる年

田中 泰 氏 コメント
大晦日はやはりベートーヴェンの「第九」で締めるのが相応しい。小澤征爾が15年ぶりに再録音を果たした「第九」は、平成最後の大晦日にぴったり。そして、2019年のクラシック界を予告する3日間の初日は、15年目を迎えたゴールデンウィークの風物詩「ラ・フォル・ジュルネ」。今年のテーマは「旅から生まれた音楽(ものがたり)」と第して、作曲家たちが旅から得たインスピレーションをもとに書き上げた名作の数々が音楽祭を彩ります。ここでは生誕300年を迎えたモーツァルトのお父さんレオポルドの代表作「おもちゃの交響曲」をご紹介。そして、この秋日本初上陸を果たすのがロンドンの夏を彩る世界最大級のクラシック音楽祭「BBCプロムス」。テーマ曲と言えそうなエルガーの「威風堂々」はいつ聴いても気持ちが上がります。最後は今年没後30年を迎えるピアノの鬼才ホロヴィッツの名演の中から、ショパンの「英雄ポロネーズ」をご紹介。今年はホロヴィッツを聞く機会が増えそうです。

ウラディーミル・ホロヴィッツ没後30年に寄せて 2019年1月

幻想ポロネーズ~ホロヴィッツ・ショパン名演集

幻想ポロネーズ~ホロヴィッツ・ショパン名演集

ホロヴィッツ(ウラディミール)

1,000 (税込 1,080

ホロヴィッツとショパン

田中 泰 氏 コメント
2019年は20世紀最大のピアニストの1人、ウラディーミル・ホロヴィッツの没後30年にあたります。僕がクラシックを本格的に聴き始めた10代後半は、まさにホロヴィッツ最後の数年間。当時最高の評論家の誉れ高き吉田秀和氏の文章を指標にして、さまざまなピアニストたちの名演を聴き漁った日々がまさにこの時期のことです。中でもホロヴィッツは別格中の別格。言い方を変えれば、ホロヴィッツの演奏レパートリーとともに、ピアノ音楽のレパートリーを広げていったと言っても過言ではありません。特に格別な趣をたたえたショパンからは、他のどのピアニストとも違うホロヴィッツの演奏に心酔していた20歳前後の自分を懐かしく思い出します。没後30年を期に、再びホロヴィッツに浸ってみたい。その喜びを是非ご一緒に。


『JAL機内クラシックチャンネル』で聴けるおすすめクラシック音楽

1月のテーマは、「運命の1曲」

田中 泰 氏 コメント
名曲には必ずストーリーがあります。そのストーリーを知れば音楽の聴こえ方もきっと違ってくるはずです。ということで、今月は「運命の1曲」と第して、作曲家たちの人生に大きな影響を与えた名曲を集めてみました。グリーグの「ピアノ協奏曲」、ロッシーニのオペラ「アルジェのイタリア女」にヴェルディの「ナブッコ」。そしてクルト・ワイルの「三文オペラ」に、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」。それぞれの作品が、作曲家たちの名声を高める大きなきっかけとなった名作ぞろいで聴き応え十分。折しも今月は成人の日もあるだけに、飛躍の糧となった作品のプレゼントはいかがでしょう? 歴史に残る名曲を知ることは、成人式を迎えた若者たちの今後の人生にもきっと良い影響があるはずですよ。若者よ、大志を抱け!


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