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バックナンバー

クラシック聴くならコレ!! 今だから聞きたい!厳選!クラシックセレクション

『J-WAVE』MORNING CLASSICを深堀する!! EVERY MONDAY - THURSDAY 08:05 - 08:10

2018年の振り返り特集

田中 泰 氏 コメント
さまざまなクラシックシーンを提供してくれた2018年もいよいよ閉幕。平成最後の年末だと思うと感慨もひとしおです。ということで、今週は2018年のクラシックシーンを振り返ってみました。個人的に最も印象的だったのは、アルバム&コンサートともにヒラリー・ハーンの「バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」。今から20年前にこの作品集を引っさげて衝撃のデビューを果たした彼女のアルバムに収録されていたのは半分のみ。残りはいつ録音するのかと待ち続けた結果、ようやく夢が実現したのがこのアルバムとコンサート。ぜひデビュー盤と併せて聴いていただきたい。来年はどのような音楽に巡り会えるのか、今から楽しみ!

マリア・カラス特集

田中 泰 氏 コメント
今週は、映画「私は、マリア・カラス」の公開にちなんで、20世紀最大の歌手の1人マリア・カラスを特集します。決して美声ではないけれど、圧倒的な存在感を示したカラスの魅力とはいったいどこに。遺された素晴らしい録音の数々を通じてカラスの魅力に迫ります。膨大な録音の中から選びぬいた4曲は、いずれも映画の中で登場する名曲ばかり。まさにカラスのためにつくられたような作品に感じてしまうところがまずは凄い! ベッリーニの「ノルマ」から「清らかな女神よ」、ビゼーの「カルメン」から「恋は野の鳥(ハバネラ)」、プッチーニの「トスカ」から「歌に生き、恋に生き」、そして最後はプッチーニの「ジャンニ・スキッキ」から「私のお父さん」。さてさて、あなたの好みはでれでしょう?

クリスマス特集

田中 泰 氏 コメント
クリスマスの気配が濃厚になってきた今週は、王道のクリスマス・クラシックをご紹介しましょう。まずは、最も有名な「きよしこの夜」を様々な演奏がある中から今回は3大テノールの歌声でお楽しみいただきます。そして、クリスマスシーズンのみならず大人気の「アメイジング・グレース」はジェシー・ノーマンの絶唱がオススメです。賛美歌「あめにはさかえ」をバッハ・コレギウム・ジャパンの素晴らしいコーラスで聞いた後は、3大テノールの1人ルチアーノ・パヴァロッティの輝かしい歌声による「オ・ホーリー・ナイト」を聴けば、気分はすっかりクラシック。まさにクリスマスとクラシックの相性は抜群。音楽に満ちた素敵なクリスマスをお過ごしください。「ホウ・ホウ。ホウ、メリークリスマス!」

仕事が捗りそうなクラシック

田中 泰 氏 コメント
師走12月は、何かと慌ただしい季節ですね。というわけで、今回は仕事が捗りそうなテンポの良いクラシックを集めてみました。これを聴けばきっと年賀状書きも掃除も片付けもすいすいいくのでは、という願いを込めての選曲です。まずはシューベルトの歌曲集「美しき水車小屋の娘」の冒頭を飾る「さすらい」。若者のやる気を描いたこの曲のテンポの良さは抜群です。続いてモーツァルトの優雅極まりない「ピアノ協奏曲第17番」は、メシアンが「モーツァルトの作品の中で最も美しい」と語った名旋律。聴いてみたいと思いませんか? 次の、ガーシュウィンの「パリのアメリカ人」は、師走の雑踏を颯爽と駆け抜けるイメージ。そして最後に選んだシューベルトの「即興曲作品90-2」からは、泉のように音楽が溢れ出てきたというシューベルトのイメージが想像できそうな滑らかさ。慌ただしい12月をこんな感じで乗り切りたいものです。

クリスマスにちなんだ名曲は

田中 泰 氏 コメント
12月になるとどうしても気になるのがクリスマス。クラシック界もベートーヴェンの「第九」とともにクリスマスコンサートが花盛りです。というわけで、今回は12月のコンサートで楽しめるクリスマスにちなんだ名曲をお届けします。まずはこの冬一番のお薦めであるチャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」。この名曲は「第九」&「メサイア」とともに年末の定番作品として数々のバレエ団が上演しますが、折しも11月30日より、ディズニー映画「くるみ割り人形と秘密の王国」の全国上映がスタートすることで、更に脚光を浴びること間違いなし。映画のオリジナル・サウンドトラックも素敵ですが、名旋律のオンパレードであるチャイコフスキーの原曲もぜひ聴いておきたい作品。さらには、バッハの「マニフィカート」、ロッシーニの「少荘厳ミサ曲」&「ハレルヤコーラス」で名高いヘンデルの「メサイア」もおすすめですが、今回は「くるみ割り人形」にすべて持っていかれそうです。

カラヤンVSバーンスタイン2018年12月

ザ・クラシカル・クリスマス指揮: ヘルベルト・フォン・カラヤン

ザ・クラシカル・クリスマス

ヘルベルト・フォン・カラヤン

2,000 (税込 2,160

ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス指揮: レナード・バーンスタイン

ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス

レナード・バーンスタイン

1,000 (税込 1,080


田中 泰 氏 コメント
「バーンスタイン生誕100年&カラヤン生誕110年」というメモリアルイヤーに湧いた2018年もいよいよ最終月。2人の巨匠が共に指揮をしている作品で、年末に相応しい素敵な曲はないかと探したところが、ありました! ベートーヴェンが晩年に取り組んだ巨大な宗教作品「ミサ・ソレニムス」がピッタリ! 「荘厳ミサ曲」とも呼ばれるこの作品は、ベートーヴェンが「第九」に続いて“世界平和”への思いを込めた超大作です。カラヤン盤は1979年のザルツブルク音楽祭で行われた圧倒的なライブ録音(DVD)と、1985年に行われた同曲の4度目の録音が光リ輝くのに対し、バーンスタイン盤は1978年録音の祈りにも似た名演が深い感動を呼びます。これはどちらを聴いてもお腹いっぱい。年末の素敵な時間を過ごせること間違いなし。

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『JAL機内クラシックチャンネル』で聴けるおすすめクラシック音楽

12月のテーマは、「音の魔術師たち」

田中 泰 氏 コメント
クラシックは“再現芸術”といって、作曲家が書いた楽譜を忠実に演奏することが望まれる世界ではありますが、その場に応じた編曲によって、原曲が更に光を放つケースがたくさんあります。今回はそのような編曲作品の素晴らしさをご紹介。最も有名な編曲作品と言えば、ムソルグスキー作曲、ラヴェル編曲による組曲「展覧会の絵」でしょう。原曲はピアノソロだったものを、ラヴェルが管弦楽用に編曲した結果、今では編曲版のほうが頻繁に演奏されるほどの人気を得ているのですからラヴェルの“音の魔術師”ぶりは天下一品。ぜひ、両方を聴き比べてほしいものです。昔は一般の人々がオーケストラを簡単に聴けない時代だったところにオーケストラ作品のピアノ編曲を持ち込んで大成功を収めたのがフランツ・リスト。ピアノを知り尽くしたリストならではの素晴らしい音楽が楽しめます。そしてバッハ作品はどのようにアレンジしてもそれが原曲のように聴こえてしまうところがバッハの凄さ。今回とりあげた弦楽アンサンブル編曲による「トッカータとフーガ」には度肝を抜かれますよ。最後に用意したベートーヴェンの「運命」のシンプルな響きにも心を奪われる事間違いなし。というわけで、“音の魔術師”たちの凄さをぜひご堪能ください。


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