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バックナンバー

クラシック聴くならコレ!! 今だから聞きたい!厳選!クラシックセレクション

『J-WAVE』MORNING CLASSICを深堀する!! EVERY MONDAY - THURSDAY 08:05 - 08:10

月にまつわるクラシック

田中 泰 氏 コメント
月が美しく見える季節となった今週は、月にまつわるクラシックを特集します。古今東西、月は人々の憧れの対象だったのでしょう。作曲家たちが描いた月の姿はまさに美しさの極みです。まずはベートーヴェンのピアノ・ソナタ第14番「月光」ですが、この名前はベートーヴェンが亡くなった5年後に、詩人レルシュタープの「ルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」という言葉がきっかけだとか。まさにそのイメージ通りの名旋律。ドビュッシーは歌曲とピアノ曲で「月の光」を描きだし、シューマンとシューベルトも「月夜」と「月に寄す」という美しい歌曲を遺しています。秋の名月を眺めながらこれらの音楽に耳を傾ける時間はいかがでしょう。

チェロ特集

田中 泰 氏 コメント
秋のイメージに近い楽器と聞いてチェロを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。チェロの柔らかく深い音色はまさに秋のイメージそのもののように思います。というわけでのチェロ特集、まずはエルガーの「チェロ協奏曲」をご紹介。哀愁に満ちたメロディがチェロの魅力を引き立てます。ブラームスが残した2つのチェロ・ソナタの素晴らしさも特筆モノ。大人の色気を感じるブラームスの室内楽は秋にピッタリ。そしてチェロに初めて親しむ人にもおすすめなのが「風の谷のナウシカ」組曲。映画のシーンが目に浮かびます。最後は歴史的な名演として知られるパブロ・カザルスのカタロニア民謡「鳥の歌」。ケネディ大統領に招かれて演奏したホワイトハウスでのライブは史上空前の素晴らしさです。

秋にまつわる名曲特集

田中 泰 氏 コメント
秋は食欲の季節、そして芸術の季節。まだまだ暑い日が続いていますが、気分だけでも「秋」を感じてもらいたいという思いを込めた選曲です。まずはクラシック史上最大のヒット曲のひとつヴィヴァルディの「四季」から「秋」。なんと発表されて以来ずっと大人気だというのですから300年にも及ぶロングセラー。そしてクルト・ワイルの「セプテンバー・ソング」はムーディの極み。今の季節にピッタリの雰囲気です。一方ピアソラの「ブエノスアイレスの秋」からは、地球の裏側の秋の気配が感じられます。21世紀の「四季」と言えば、フィリップ・グラスの「アメリカの四季」。時代や国が違っても、「四季」は人々の心に深く刻まれているものなのでしょう。その中の「秋」の聴き比べをぜひご堪能あれ。

カラヤンVSバーンスタイン2018年9月

マーラー:交響曲第9番

ヘルベルト・フォン・カラヤン

2,500 (税込 2,700

マーラー:交響曲第9番

レナード・バーンスタイン

1,800 (税込 1,944


田中 泰 氏 コメント
カラヤンとバーンスタインを語る上で忘れられない出来事がベルリン・フィルを巡るコンサートでしょう。カラヤンのオーケストラのイメージが強烈なベルリン・フィルをバーンスタインが指揮したのはたった1回のみ。その時のプログラムがマーラーの「交響曲第9番」だったのです。1979年10月にベルリンで行われたライブは、マーラーを得意とするバーンスタインとベルリン・フィルの一期一会の出会いが生み出した奇跡の名演として語り継がれる名盤です。一方のカラヤン盤は、1984年のレコードアカデミー賞を受賞した名盤中の名盤。同じ曲を同じオーケストラで演奏した際の2人の個性の違い楽しむ時間は、まさに贅沢の極みと言えそうです。

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9月のテーマは、「ゲーテへのオマージュ」

ザ・ベスト・オブ・ヨナス・カウフマン

田中 泰 氏 コメント
ドイツの文豪ゲーテの作品は多くの作曲家の創作意欲を刺激し、そこから様々な名曲が誕生しています。というわけで、今月はゲーテ作品にまつわる名曲をピックアップしてみました。ベートーヴェンの「エグモント序曲」、モーツァルトの歌曲「すみれ」、シューベルトの歌曲「糸を紡ぐグレートヒェン」&「魔王」、そしてディズニー映画「ファンタジア」でもおなじみの「魔法使いの弟子」などなど、クラシック史上に燦然と輝く名曲揃いの中でも、名作「若くウェルテルの悩み」を題材としたマスネのオペラ「ウェルテル」の味わいは格別。ゲーテが描き出した“人は愛のために死ねる”という思想を象徴したアリア「僕の心は、みんなここにある…。春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか」の感動的な美しさは深く心に残ります。芸術の秋にピッタリの名曲をぜひお楽しみください。


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