バックナンバー
『J-WAVE』MORNING CLASSICを深堀する!! EVERY MONDAY - THURSDAY 08:05 - 08:10
連弾特集
田中 泰 氏 コメント
音楽の楽しみ方はさまざまですが、1台のピアノを2人で演奏する「連弾」の楽しさは格別ではないでしょうか?
連弾を思い描くと、その昔ピアノの先生と一緒に弾いたメロディや、発表会で仲の良い友達と一緒に弾いた思い出が一気に溢れ出てきそうです。誰もが知っているシューベルトの「軍隊行進曲」をはじめとして、ラヴェルの「マ・メール・ロワ」や、ブラームスが若き日に偽名で書いた「ロシアの思い出」や、ラフマニノフ21歳の時の傑作「スラヴァ」などなど。どれもこれも美しいメロディと他の演奏することの楽しさが伝わってくるような名曲揃いです。これをきっかけに久しぶりにピアノに触ってみたくなる方も多いのでは?
ユロフスキ:LPO首席指揮者就任10周年記念BOX
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ハープ特集
田中 泰 氏 コメント
楽器の中でも最も古い歴史を持つものの1つハープ。ルーツは狩猟に使っていた弓からきているのだとか。そのハープが奏でる優雅な響きは正に破格。一瞬で空気感を変えてしまうような音色はさながらオーケストラのなかの貴婦人のようだと思いませんか? まずはハープが活躍する作品の中で最も名高いモーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲」をお薦め。続いての作品、ドビュッシーとラヴェルが競うようにして作曲した「世俗的な舞曲」と「序奏とアレグロ」は、当事のフランスのピアノメーカー「プレイエル」と「エラール」の代理戦争でもあったようです。名曲の誕生は楽器の発展とともにあったのでしょうね。最後はチャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」から「花のワルツ」。こちらは誰もが楽しめるおとぎ話の世界がハープによって彩られますよ。
モーツァルト:フルート協奏曲
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パッヘルベルのカノン~カラヤン超定番ベストpremium
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連休明けに仕事や勉強のやる気を促すクラシック特集
田中 泰 氏 コメント
大型連休も終わって仕事も勉強も本番モードに突入する今週は、やる気を促すクラシックをご紹介。まずはイギリス第2の国歌と言われて愛されているエルガーの行進曲「威風堂々」。合唱団が参加するとその勢いはまさに天井知らず。続いては、イタリア第2の国歌として愛されているヴェルディの「わが思い金色の翼に乗って」。この曲はオペラ「ナブッコ」最大の聴きどころの1つ。そしてバッハのカンタータ第140番「目覚めよと呼びかける声が」は、“やるなら今でしょ”という気分にさせてくれる名曲です。最後のチャイコフスキー「弦楽セレナード ハ長調」は、“お~人事”のCMですっかり有名になった名旋律。仕事がどうにもならないときにはこの曲に合わせて“お~人事”かな?
5月のコンサートで楽しめる名曲特集
田中 泰 氏 コメント
毎年この季節になるとやって来るのが、新緑と“天使の歌声”ウィーン少年合唱団。今年のチーム“ハイドン組”のプログラムは、「動物の世界」と「世界の歴史・音楽」の2本立て。どちらも耳馴染みのある美しいメロディのオンパレードです。そしてワイン片手にオペラ三昧の「METライブビューイング」最新作はモーツァルトのオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」。ミュージカル歌手ケリー・オハラの出演が大きな話題のステージは見逃せません。宇宙にちなんだ名曲を集めた「宇宙への招待」公演は親子で楽しむコンサートにピッタリ。ホルストの組曲「惑星」のカッコ良さを生演奏で体験したい。最後は弦楽四重奏で楽しむヘビメタの世界。意外やヘビメタとクラシックの愛称が良いのにビックリするはず。
カラヤンVSバーンスタイン 2018年5月

20世紀を代表するマエストロの戦い、第2回は、モーツァルトの名曲「レクイエム ニ短調K.626」を聴いてみたい。1986年にウィーンフィルを指揮したカラヤンと、1989年にバイエルン放送交響楽団を指揮したバーンスタイン。どちらも名盤の誉れ高いアルバムだけに聴きごたえは充分。しかしその味わいは大きく異なります。まず誰が聴いてもすぐに気がつくのがテンポの違い。例によって無駄なくさっそうと進むカラヤンと、まったりとしたテンポでじっくり聴かせるバーンスタイン。甲乙付けるのは至難の業で、もはやその時の気分でどちらを聴きたくなるか分かれそう。それにしても同じ曲でも指揮者の違いによってここまで違うのだからクラシックは奥深い。では他の指揮者が振ったらどうなる?などと思い始めたら泥沼状態。立派なクラシックファンの出来上がりです。
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『JAL機内クラシックチャンネル』で聴けるおすすめクラシック音楽
JAL機内クラシックチャンネル 5月のテーマは「伝説のコラヴォレーション」
史上最大のコンサート(カーネギー・ホール85周年演奏会)
田中 泰 氏 コメント
JAL2018年5月「伝説のコラヴォレーション」クラシックの楽しみのひとつが、名演奏家同士の共演。過去にはありえないような顔合わせの実現が大きな話題になったコンサートがたくさんあります。代表的なものではホロヴィッツとフィッシャー=ディースカウの共演によるシューマンの歌曲集「詩人の恋」や、グールドとシュワルツコップが共演したR.シュトラウスの歌曲だ。これらはまさに一期一会。録音が残っているのが奇跡のように感じられる。パールマンとアルゲリッチによる現役最高峰のデュオもさることながら、カラヤンを中心に集まったリヒテル、オイストラフ&ロストロポーヴィチによるベートーヴェンのトリプルコンチェルトも物凄い。そして誰もが楽しめるのが“20世紀最大のクエラシックイベント”と謳われた「三大テノール」。1990年ワールドカップ前夜のライブなどは今聴いても鳥肌モノの素晴らしさ!
ベートーヴェン:三重協奏曲&ブラームス:二重協奏曲
1,143円 (税込 1,234円)