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バックナンバー

『J-WAVE』MORNING CLASSICを深堀する!!   EVERY MONDAY - THURSDAY 08:05 - 08:10

ラ・フォル・ジュルネ特集

田中 泰 氏 コメント
13回目を迎える今年のテーマは「ラ・ダンス」。
日本クラシック史上最大級の「舞曲の祭典」が目前、というわけでまずは名高いラヴェルの「ボレロ」をご紹介。スネアドラムが刻み続けるボレロのリズムに乗ったシンプルなメロディがとても印象的。
続いてショパンの「ポロネーズ」は“ポーランド風”という意味の伝統舞曲を活かした美しい作品だ。
ブラームスがロマのメロディに惹かれて作曲した「ハンガリー舞曲集」は哀愁の極み。ブラームスのロマンティストぶりが垣間見えそう。
最後はベートーヴェンの「交響曲第7番」。ワーグナーが“舞踏の聖化”と讃えたこの曲の第2楽章の美しさは特筆モノだ 。

カウンターテナー特集

田中 泰 氏 コメント
男性がファルセット(裏声)などを駆使して女性の声域を歌うカウンターテナー特集、
ソロあり、ソプラノとカウンターテナーとのデュエットあり。
美しくも摩訶不思議な歌声に思わずドキっとするカウンターテナーの魅力をご堪能あれ。

新天地での作曲特集

田中 泰 氏 コメント
故郷オーストリアを離れてロンドンに向かったハイドンが彼の地で作曲した12曲の交響曲。中でも有名なのが第101番「時計」だ。
「10月革命」を避けてロシアを離れたラフマニノフはアメリカでピアニストとして大成。ヨーロッパの拠点として選んだスイスで作曲したのが「パガニーニの主題による狂詩曲」。
同じくロシアからアメリカへ亡命したプロコフィエフの出世作となったのが「ピアノ協奏曲第3番」。亡命途中に立ち寄った日本の「越後獅子」の影響もあり!?
最後は村上春樹の新作長編小説「騎士団長殺し」で話題のモーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」は、プラハでの初演前夜に徹夜で完成させた名作だとか。

4月のコンサートで楽しめる名曲特集

田中 泰 氏 コメント
まずは春爛漫の今にぴったりのベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ第5番(春)」。第1楽章の美しいメロディが春を思わせることから「スプリング・ソナタ」と呼ばれるようになった名曲だ。
続いてシューベルトの歌曲「糸を紡ぐグレートヒェン」。糸車を回すようなピアノの伴奏に注目を。そしてバッハの「2本のヴァイオリンのための協奏曲」は、2つのヴァイオリンが競い合う華やかさに是非耳を傾けて欲しい名作だ。
最後はモーツァルトのバレエ音楽「レ・プティ・リアン」
これは今だにモーツァルトの作品か否かが議論されている作品。
どの部分が本物でどの部分が偽物なのか。是非ご自分の耳でお確かめあれ。

『JAL機内クラシックチャンネル』で聴けるおすすめクラシック音楽

JAL機内クラシックチャンネル 4月のテーマは「こども」

小澤征爾、80歳のグラミー賞受賞作!
ラヴェル:歌劇《こどもと魔法》

田中 泰 氏 コメント
子供をテーマに書かれた作品を集めて聴いてみると、作曲家たちの実に優しい目線に癒やされる。中でも今回の注目は何と言ってもラヴェルのオペラ「子供と魔法」。 先月の「ボレロ」に続いて要注目のラヴェルはやっぱり凄い。といっても今回は演奏している指揮者小澤征爾に注目。アメリカ音楽界最高の栄誉「第58回グラミー賞(ベスト・オペラ・レコーディング)」を受賞したアルバムがこれだからだ。小澤征爾自身初受賞。そして演奏したサイトウ・キネン・オーケストラも初受賞。子供の気持ちを独特の感性で描いたラヴェルの世界を小澤征爾がどのように描いたのか。
2016年最大の話題アルバムをぜひご体験あれ。

君はグレン・グールドを聴いたか(その1)

J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲(55年モノラル録音)

<田中 泰 氏 コメント>
グレン・グールド(1932-1982)。
個人的にはその名を耳にしただけで体が反応する程の存在だ。
孤高の天才ピアニスト、グールドが亡くなってからすでに35年もの歳月が過ぎているにもかかわらず、人気は一向に衰えないどころか名声は更に輝きを増している。今回から毎月グールドの名盤を紹介しながら彼の魅力を伝えたい。
まずは彼のデビュー盤であるバッハの「ゴールドベルク変奏曲」。
1955年の発表当時、トロント生まれの23歳の若者の演奏は賛否両論。まさに伝説の始まりとなった記念碑的なアルバムだ。ジャズの世界で言えばマイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」にも匹敵する歴史的名盤をご堪能あれ。

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