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NEW!『J-WAVE』MORNING CLASSICを深堀する!! EVERY MONDAY - THURSDAY 08:05 - 08:10
子供のためのクラシック特集
田中 泰 氏 コメント
5月5日はこどもの日、ということで、今週は子供と一緒に楽しみたいクラシックの名曲を特集します。幼い日に体験した素敵音楽は一緒の思い出になりそうです。まずは20世紀イギリスの作曲家ベンジャミン・ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」。音楽の授業で聞いた勇壮な旋律が今も耳に残っていませんか? 続くモーツァルトの父レオポルドが作曲したとされる「おもちゃの交響曲」は子供と一緒に楽しむ音楽の定番。プーランクの「ぞうのババール」とメンデルスゾーンの「夏の夜の夢」は、どちらもナレーションと一緒に楽しむ親しみやすさがポイントでしょう。どちらも文学と音楽の美しいコラボレーションが楽しめます。
メンデルスゾーン:劇音楽《真夏の夜の夢》
1,300円 (税抜)
フリードリヒ・グルダ特集
田中 泰 氏 コメント
20世紀を代表するピアニスト、フリードリヒ・グルダが、今年生誕90年、没後20年を迎えます。クラシックのみならず、ジャズにおいても個性的な活動を行ったグルダの音楽は、今聴いても新鮮そのものです。今週はそのグルダの録音の中から特に印象的な演奏をお届けしたいと思います。まずは、アドリブ的な装飾音が際立つモーツァルトの「ピアノソナタ第15番」とヘンデルのハープシコード組曲第1巻の第7曲「パッサカリア」。そして、独特の雰囲気をたたえたヨハン・セバスチャン・バッハの「平均律クラヴィーア曲集」第1巻の変イ長調。最後は、グルダ自作の「プレリュードとフーガ」の鮮烈な演奏をお楽しみあれ。クラシックの王道に居ながら、異端児として様々な演奏を遺したグルダの魅力は、21世紀の今だからこそ光り輝くのかもしれません。
ショスタコーヴィチ:24のプレリュードとフーガ
2,700円 (税抜)
目覚めのクラシック
田中 泰 氏 コメント
気持ちの良い目覚めは、素敵な1日のスタートということで、今週は「目覚めのクラシック」を特集します。素敵な音楽で爽やかな麻をお迎えください。まずは、「朝」と名の付いた作品の代表格グリーグの組曲「ペール・ギュント」の「朝」。この爽やかさはまさに北欧ならでは。続くヴェルディのオペラ「トロヴァトーレ」の中の鍛冶屋の合唱「朝に光が刺してきた」は、鍛冶屋の金槌がリズミカルに打ち付けられる目覚めの音楽。そしてヨハン・セバスチャン・バッハの「羊は安らかに草をはみ」は、思わず2度寝してしまいそうな長閑さです。最後は今年生誕250年のベートーヴェンの交響曲第6番「田園」です。5つの楽章総てに表題が付けられた中でも、第1楽章「田舎に到着して感じる晴れ晴れとした目覚め」は、まさに素敵な朝にぴったりです。
グリーグ:《ペール・ギュント》第1・2組曲/シベリウス:交響詩《フィンランディア》 他
1,300円 (税抜)
アコーディオン特集
田中 泰 氏 コメント
日本の音楽教育にも採用された身近な楽器アコーディオン。幼い日に手にした方も多いのではないでしょうか。今回は、蛇腹のふいごで空気を送り出して音を出し、鍵盤やボタンで演奏する懐かしい楽器アコーディオンの魅力をお楽しみください。まずは、ヨハン・セバスチャン・バッハの「2台のチェンバロのための協奏曲」を2代のアコーディオンが奏でたら一体どうなるのか。オーケストラパートを含めた演奏をご堪能ください。そしてモーツァルトの「ああ、ママに言うわ」による12の変奏曲は「きらきら星変奏曲」として知られる名旋律。ピアノとは一味違う柔らかな響きをお楽しみください。そしてベートーヴェンの「エリーゼのために」もアコーディオンのおしゃれな演奏によって様変わり。最後は20世紀初頭のパリで流行った「ミュゼット」のどこか懐かしい響きとリズムをご紹介。
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集
1,143円 (税抜)