インクルーシブ教育と特別ニーズ教育 試金石としてのスローラーナーの認知
発売日:2025年12月
- ページ数
- 330p
- ISBN
- 978-4-89259-978-1
- 著者情報
- 窪島 務(クボシマ ツトム)
1971年 東京教育大学卒業。2013年 滋賀大学名誉教授。この間、日本特殊教育学会常任理事、日本特別ニーズ教育学会代表理事等を歴任。専門領域:教育学、障害児教育学、読み書き障害の理論と臨床研究。滋賀大学在職中から不登校問題、読み書き障害(ディスレクシア)を中心とする発達障害のアセスメント、指導方法の理論的・臨床的研究に取り組む。2005年に滋賀大学の支援を受け「NPO法人滋賀大キッズカレッジ&地域教育支援センター」(2018年「NPO法人SKC キッズカレッジ」に改称)を設立、今日に至る
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商品説明
通常学級の6〜7 割の生徒のみを眼中において、教育実践と教育学理論を展開する多数者教育学。本書では、教育学の概念としてスローラーナー(「発達性学習困難」)を提案し、通常学級のインクルーシブ的改革を提言。
目次
はじめに
第1章 インクルーシブ教育と特別ニーズ教育
―通常学級、特別支援学級、特別支援学校それぞれのインクルーシブ的改革―
1 2つの人権論的アプローチ
2 「特別教育vsインクルーシブ教育」という通俗的対立図式
3 障害者権利委員会の「勧告」の概要と国内の受け止め方
4 インクルージョン、インクルーシブ教育とは何か?
5 インクルーシブ教育論の難問
6 「差異のジレンマ」からの脱却
第2章 「特別な教育的ニーズ」(SEN)の概念
1 インクルーシブ教育の根拠としての「特別な教育的ニーズ」概念
2 「特別な教育的ニーズ」(SEN)概念の総括と再定位
3 イギリスにおける動向とSEN概念のゆらぎ
4 インクルーシブ・スペシャル・エジュケーションの提起
5 「付加的支援」を含むシステム全体としてのSENの具体像
第3章 「特別なニーズ教育」への権利
―「特別支援学級」の教育から考える―
1 「特別支援学級」の性格とその存立根拠
2 「特殊学級」から「障害児学級」へ
3 「特別の学級」から「特別ニーズ学級」(インクルーシブ学級)へ
第4章 「学力論」が論じない「学力不振」児(スローラーナー)問題
―教育実践の今日的課題と教育学の責任―
1 「学力不振」と日本的教育主義
2 「学力不振」とは何だったのか?
3 教育学と教育実践の基本構造
4 「学力不振」とスローラーナー問題
第5章 「6時間の遅滞児」と「3年生留年法」
―「9・10歳の発達の節」論の発達論的偏向―
1 「6時間の遅滞児」とその後の展開
2 「9・10歳の節」問題との接点
3 「9・10歳の発達の節」論再考―その発達論的偏向
第6章 スローラーナー(「発達性学習困難児」)の学習権と発達権の保障
1 教育学の用語としてのスローラーナー
2 スローラーナー(「発達性学習困難児」)の研究動向
3 「ボーダーライン知的機能に関するジローナ宣言」(2017年)
4 ラベリング・ジレンマ
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 文理閣
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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