オランダ植民地統治と法的住民区分の変遷 国籍法と統治法による植民地住民の包摂と排除
発売日:2025年3月
- ページ数
- 312p
- ISBN
- 978-4-7710-3954-4
- 著者情報
- 吉田 信(ヨシダ マコト)
1969年福島県郡山市生まれ。1999年神戸大学大学院法学研究科博士課程後期課程中退。神戸大学法学部講師、福岡女子大学文学部助教授、福岡女子大学国際文理学部准教授を経て、南山大学国際教養学部教授
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商品説明
植民地住民をめぐる「包摂」と「排除」の歴史。「原住民」と「ヨーロッパ人」を分けるものは何だったのか。植民地住民の法的区分の変遷をたどり、国籍の背後にあるものに迫る。
植民地住民をめぐる「包摂」と「排除」の歴史
本国から遠く離れた植民地において、「オランダ人/ヨーロッパ人」であることの基準とは何であったのか。オランダの植民地における支配の枠組みを丹念にたどり、文化的にも人種的にも異なる植民地住民をめぐる一世紀に及ぶ「包摂」と「排除」の過程を描き出す。
目次
序 章 国籍法と統治法による植民地住民の法的地位
対象および問題の設定
先行研究の概要
各章の紹介
第1章 オランダ国籍法の制定と植民地住民
1.国民国家の形成と国籍概念の導入
2.トルベッケによる国民規定
3.アイデンティティとしての国籍――国籍の喪失と帰化をめぐる議論から
4.排除の基準としての国籍
第2章 植民地統治と住民の法的区分
─―統治法109 条による「ヨーロッパ人」と「原住民」の創出
1.1854年統治法109条による住民区分の意義
2.統治法の制定過程─ 法の支配と植民地統治原則
3.統治法による住民区分の概観
4.109条以前の住民区分─―キリスト教徒と一般規定による住民区分
5.原住民キリスト教徒をめぐって─―1852年の法案97 条に関する委員会報告
6.宗教基準と賦役─―1853 年の法案105条に関する政府見解と委員会報告
7.誰が「ヨーロッパ人/原住民」か─―1854年の法案112条をめぐる第二院審議
8.地位の移行の可能性
第3章 東インド婚姻規定と住民の法的地位の移行
1.連邦共和国の婚姻規定
2.東インド会社時代の婚姻規定
3.「異宗派婚」の展開
4.オランダ本国及びオランダ領東インドにおける婚姻規定の変化
5.「異法婚」規則の制定とヨーロッパ人女性の保護
6.内縁関係の一側面
7.オランダ人男性と「原住民」女性との「異法婚」の事例─―ワルラーフェンとイティ
8.オランダ人女性と華人(外来東洋人)男性との「異法婚」の事例─―エイダとホク
第4章 「日本人」は「ヨーロッパ人」か
─―「日本人法」の成立と「文明」をめぐる議論
1.「日本人法」前史
2.「日本人法」成立以前のオランダ領東インドにおける日本人の地位と法的制約
3.「日本人法」法案審議
4.文明化をめぐって
5.台湾籍民をめぐる問題─―台湾人は「日本人」か
6.「日本人法」をめぐる反応
ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 南山大学学術叢書
- 出版社名
- 晃洋書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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