入会林野と所有者不明土地問題 両者の峻別と現代の入会権論

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ページ数
384p
ISBN
978-4-00-061614-0
著者情報
高村 学人(タカムラ ガクト)
立命館大学政策科学部教授(法社会学)

古積 健三郎(コズミ ケンザブロウ)
中央大学大学院法務研究科教授(民法)

山下 詠子(ヤマシタ ウタコ)
東京農業大学地域環境科学部准教授(森林政策学)

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商品説明

所有者不明土地の面積の三分の一を占めるとされる入会林野。本書は、その現状をセンサスの二次分析調査から示し、相続登記の義務化や民法改正が入会林野に及ぼす影響を考察。アンチ・コモンズの理論から所有者不明土地問題を問い直す、コモンズ研究の新展開。研究者だけでなく、実務家・自治体職員らが現代の入会権を理解するための基本文献。

所有者不明土地面積の三分の一を占める入会林野。現状調査に基づき、相続登記の義務化や民法改正が入会林野に及ぼす影響を考察。アンチ・コモンズの理論から土地問題を問い直す、コモンズ研究の新展開。所有者不明土地問題の研究・実務に関わる法学者・裁判官・登記官・弁護士・司法書士・土地家屋調査士・自治体職員必読!

目次

はしがき

序 章………高村学人
 1 はじめに──入会林野と所有者不明土地問題
 2 所有者不明土地と入会林野の重なりと違い
 3 入会権の法社会学の再生──慣習 vs 登記から両者の相互作用分析へ
 4 入会林野とコモンズ研究──アンチ・コモンズ論の視点
 5 所有者不明土地問題というフレームの問題性
 6 表題部所有者不明土地適正化法の入会地へのインパクト
 7 入会権本質論から類型論へ
 8 入会林野の位置づけの変遷──公と私の狭間で
 9 現代日本の新たな共有地問題──アンチ・コモンズと負の共有地

 コラム1 法と経済学からみたアンチ・コモンズ論………飯田 高

■ 第1部 入会権とは何か 問題の変遷と現代の入会の類型的把握

第1章 入会林野問題の起源と変遷史………高村学人
 1 はじめに──本章の目的
 2 先行研究との対比で──本章の視点
 3 近世入会の重層的な用益秩序
 4 地租改正と林野所有権の帰属
 5 町村制施行の影響と入会権公権論
 6 民法における入会権の保護と不動産登記法との乖離
 7 部落有林野統一政策の推進と帰結
 8 第二次世界大戦後に生じた入会地の所有権変動
 9 入会林野近代化法から今日まで
 10 本章のまとめ

 コラム2 小繋事件──入会権闘争の歴史と遺産………高村学人

第2章 現代の入会とその類型化………高村学人・宮本麻子・林 雅秀
 1 はじめに
 2 入会林野の面積と資源利用状態
 3 入会権本質論から権利者ルールに基づく入会類型論へ
 4 事例から見る現代の入会──京都府南丹市美山町での調査から
 5 本章のまとめ──今後求められる全国調査と入会の理解

 コラム3 針葉樹人工林と広葉樹林──その多様な機能の評価………松浦俊也

第3章 入会権の変容と総有………古積健三郎
 1 はじめに
 2 実在的総合人と近代的団体との異同
 3 総有権に妥当するルール
 4 おわりに

 コラム4 法学説の社会的機能………飯田 高
< ほか

商品詳細

出版社名
岩波書店
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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