被災した楽園 2004年インド洋津波とプーケットの観光人類学

市野澤潤平/著

発売日:2023年3月

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ページ数
254p
ISBN
978-4-7795-1735-8
著者情報
市野澤 潤平(イチノサワ ジュンペイ)
宮城学院女子大学現代ビジネス学部教授。Graduate School of Business,Assumption University(Master of Business Administration)、Thai Studies Center、Chulalongkorn University(Master of Arts in Thai Studies)を経て、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻文化人類学コース博士課程単位取得退学。専門は文化人類学、観光学

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商品説明

マグニチュード9.1(推定)のスマトラ島沖地震が生み出した「インド洋津波」。被災した観光地では何が起き、そこにいる観光業の関係者は何を感じどう行動したのか。観光地プーケットと2004年インド洋津波災害との約10年にわたる関わりの軌跡を、気鋭の観光人類学者が余すことなく描き出す。

消えた観光客、人々の対立と連帯、忘却される記憶

マグニチュード9を超える地震が生み出した「インド洋津波」。被災した観光地では何が起き、そこにいる観光業の関係者は何を感じどう行動したのか。観光地プーケットと2004年インド洋津波災害との約10年にわたる関わりの軌跡を、気鋭の観光人類学者が余すことなく描き出す。


著者紹介
市野澤潤平(いちのさわ じゅんぺい)

宮城学院女子大学 現代ビジネス学部 教授。
Graduate School of Business,Assumption University(Master of Business Administration),Thai Studies Center,Chulalongkorn University(Master of Arts in Thai Studies)を経て、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻文化人類学コース博士課程単位取得退学。
専門は文化人類学、観光学。
著書に『ゴーゴーバーの経営人類学――バンコク中心部におけるセックスツーリズムに関する微視的研究』(めこん、2003年)、編著に『基本概念から学ぶ観光人類学』(ナカニシヤ出版、2022年)、共編著に『リスクの人類学――不確実な世界を生きる』(世界思想社、2014年)および『観光人類学のフィールドワーク――ツーリズム現場の質的調査入門』(ミネルヴァ書房、2021年)。共訳書にヴァレン・L・スミス編『ホスト・アンド・ゲスト――観光人類学とは何か』(ミネルヴァ書房、2018年)。

目次

はじめに

第1章 〈楽園〉の危機――観光地プーケットと津波災害

1 プーケットの発展史と在住日本人
2 2004年インド洋津波

第2章 風評災害――観光忌避の社会心理

1 インド洋津波災害のプーケット観光への影響
2 津波直後における在住日本人
3 風評災害としての観光客減少

第3章 危険からリスクへ――在住日本人における風評災害の経験1

1 リスクという視座
2 リスク化される危険
3 危険のリスク化と社会
4 リスクと環境の再帰性

第4章 プーケット復興委員会の熱い夏――在住日本人における風評災害の経験2

1 在住日本人たちの「よく分からないしんどさ」
2 マーケティング・アプローチの不発
3 プーケット復興委員会
4 不確実性とリスク
5 免疫化と存在論的不安
6 困窮者の声

第5章 楽しみとしての〈自然〉保護――ダイバーたちによるサンゴ修復ボランティア

1 ダイビング観光と自然環境
2 インド洋津波による被害
3 サンゴ修復プロジェクト
4 〈自然〉保護を楽しむ
5 〈自然〉保護のゆくえ

第6章 楽しみのダークネス――タイと日本の災害記念施設の比較考察から

1 ダークツーリズムにおけるダークネスへのまなざし
2 インド洋津波後のタイ南部における被災地観光
3 ダークツーリズムの観光経験:タイ南部、神戸、広島の比較から
4 楽しみのダークネス:他者の死と苦しみを覗き見る
5 ダークツーリズムのアポリア

第7章 津波を忘却した〈楽園〉――観光地プーケットにおける原形復旧の10年

1 喉元過ぎれば熱さ忘れる?
2 観光地プーケットの被災
3 津波後プーケットの歩んだ道

第8章 〈楽園〉の現在――18年後のエピローグ

1 とめどない自然破壊
2 〈楽園〉のふたつの顔
3 〈楽園〉のゆくえ

おわりに
参考文献
謝  辞

商品詳細

出版社名
ナカニシヤ出版
サイズ
21cm
フォーマット
単行本

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