国家・教会・自由 スピノザとホッブズの旧約テクスト解釈を巡る対抗「増補新装版」

福岡安都子/著

発売日:2020年5月

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版数
増補新装版
ページ数
556p
ISBN
978-4-13-031197-7
著者情報
福岡 安都子(フクオカ アツコ)
2000年東京大学法学部卒業。同年同大学法学・政治学研究科助手。2002〜2004年ロッテルダム大学客員研究員。2005年助手論文提出後、マックス・プランク・ヨーロッパ法史研究所客員研究員等。2011年より東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻准教授。法学博士(フランクフルト大学)

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商品説明

近代国家の始原へ。国家と宗教、個人の自由についてダイナミックな議論が交わされた17世紀オランダ。スピノザとホッブズの聖書解釈を介した対抗関係を比較分析し、近代の始原を浮き彫りにする。大幅増補の上、待望の復刊。

今日改めて問い直される近代立憲主義の公理――「国家からの不干渉原則」「公?私の分離」――の歴史的射程を見定めるべく,その起源に遡る.国家と宗教,個人の自由についてダイナミックな議論が交わされた17世紀オランダ,とりわけスピノザとホッブズの聖書解釈を介した対抗関係を比較分析し,近代の始原を浮き彫りにする.大幅増補の上,待望の復刊.

目次

増補新装版刊行に当たって

序 章 旧約テクスト解釈を介して国家・教会・自由の基層へ

第I部 諸前提

第1章 公法学者フベルスに見る国家・教会・自由の基本構造
 1.1 「一般公法」の主唱者
 1.2 ユス・キルカ・サクラの基本論証とその背景
 1.3 ユス・キルカ・サクラ,聖書の権威,ホッブズ 

第2章 オランダ17世紀における国家・教会・自由
 2.1 “神の言葉の援用者”の問題性
 2.2 共和国と改革派教会
   2.2.1 ユトレヒト同盟
   2.2.2 レモンストラント紛争からドルドレヒト教会会議へ
   2.2.3 大会議と第1次無総督時代の始まり
 2.3 第1次無総督時代における国家・教会関係
   2.3.1 国家・教会関係の2つの相――対立と強調/妥協 
   2.3.2 対立と強調/妥協の間に揺れる自由

第3章 『リヴァイアサン』第3部における神と主権者
 3.1 『リヴァイアサン』第3部の構成と目的
 3.2 神の法――神の王国
 3.3 今日における「人の声」としての「聖書」
 3.4 「最高の牧者」と「主権的預言者」と
 3.5 神学‐政治的問題

第II部 ホッブズとスピノザ:旧約テクスト解釈を巡る対抗

第4章 序論
 4.1 『神学・政治論』の構成と問題
 4.2 スピノザにおけるユス・キルカ・サクラ
 4.3 『神学・政治論』第1・2章と『リヴァイアサン』第3部との対応関係

第5章 啓示の媒体
 5.1 預言及び預言者とは何か
 5.2 『リヴァイアサン』第36章《神が預言者に語りかけた方法》
 5.3 『神学・政治論』第1章における「啓示の媒体」:前提と方向性
 5.4 「真の声」か「理解できない(not intelligible)」か
 5.5 旧約テクスト引用の取捨選択
 5.6 預言者の確実性

第6章 神の霊
 6.1 神の霊という論点
 6.2 『リヴァイアサン』第34章 における「神の霊」
ほか

商品詳細

出版社名
東京大学出版会
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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