介護者のための病気と薬がわかる本 高齢者がかかりやすい疾患、よく使われる薬と効用 漢方篇
発売日:2010年7月
- ページ数
- 150p
- ISBN
- 978-4-87672-289-1
- 著者情報
- 佐渡 豊(サワタリ ユタカ)
昭和20年熊本県生まれ。昭和46年岩手医科大学卒業後、岩手医科大学脳神経外科学教室に入局。昭和50年同大大学院にて「脳腫瘍の非観血的治療」で学位取得、医学博士。昭和51年岩手県立江刺病院外科勤務。昭和53年佐渡医院(現医療法人徳政堂佐渡医院)を開業。社会福祉法人春陽会理事長を経て、現在は外来診療の傍ら、施設経営等、介護保険関連事業を行っている。全組織を貫く基本姿勢は自立支援(ADLを上げる、寝たきりにしない・させない)である
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商品説明
体質や症状の違いにそって合う薬をすぐに選べるスケール表示。
評者:塚塚保 (2010年9月28日 SANKEI EXPRESS)
「岩手・沼宮内」の消印。分厚い郵便物。送り主は、岩手県岩手町在住の医師、佐渡豊さんだ。地域にしっかり根を張った医療を展開している。わたしが産経新聞盛岡支局長だったとき、取材した。以来、親交を深めた。ホトトギスが鳴くころ、妻とともに緑豊かなご自宅を訪れた。こころゆくまで杯を重ねたことなど思い出す。
開封した。一冊の本が入っていた。「介護者のための病気と薬がわかる本=漢方篇」。本を書かれたのか。
医院に電話した。「やあ、塩塚さん。お元気でしたか」。かすかな、九州のなまりが懐かしい。佐渡さんは熊本出身。細川藩御典医の子孫である。漢方との出会いは30年前。起床したときから、体が重い。熱がある。頭痛もする。風邪かなと思った。ちょうどそのころ、漢方の本を読んでおり、関心があった。いい機会だ。自分で漢方薬を試してみよう。
麻黄湯のエキス剤を服用した。体がぽかぽかとあたたかくなる。汗が出てきた。2時間もしたら、すうーっと全身が軽くなり、頭痛も消えた。漢方の力を感じた。漢方医学専門家の講義を聞き、本を読んで研究した。
「漢方医学は、中国から渡ってきたのですが、江戸時代に入って日本独自の進化を遂げたのです」
しかし、明治時代、政府は近代化を急ぐ余り、西洋医学を重視した。次第に漢方医学は廃れていく。多くの漢方医はつらい境遇に陥っていった。
「西洋医学は、切れ味鋭く、即効性がある。一方、漢方は自然治癒力を引き出し、病気を治そうとする。全人的治療。日本古来の思想が入っています」
佐渡さんは患者に漢方薬を投与。たびたび、漢方医学の効用を報告し、出版社から執筆を頼まれた。
佐渡さんは多忙だ。早朝5時に起床し、執筆時間を捻出した。難しく、ファジーという漢方の印象を変えたい。使命感を抱き、肉筆で原稿用紙に書きこんだ。30年間、蓄積した医師の力量を解き放った。2年かけてようやく出版にこぎつけた。
「漢方の力は患者さんから教わった。漢方を身近に感じてほしい」
目次
第1章 漢方の基礎知識(漢方とは
今なぜ漢方か ほか)
第2章 疾病・症状による34の処方例(かぜ症候群
鼻水・鼻づまり ほか)
第3章 よく使われる21の漢方薬(葛根湯
加味逍遙散 ほか)
第4章 よくある疑問と誤解Q&A(漢方で良くなりますか?
漢方を試してみたい! ほか)
資料(主な漢方薬の効能効果一覧
疾病・症状別漢方薬一覧 ほか)
商品詳細
- 出版社名
- 雲母書房
- サイズ
- 26cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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