東大生に負けない?小学生の“ザ・ノート” うっとりする書き振りになる社会科授業の秘訣

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ISBN
978-4-18-221925-2
著者情報
江口 儀彦(エグチ ヨシヒコ)
1972年生まれ。福岡県福岡市立東光小学校教諭。TOSS/Advance所属

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商品説明

若い教師に大人気の河田氏の授業。そこでは、どういう学習訓練がなされているのか。特に調べ学習や思考・発言の土台をつくるノート指導はどうなっているのか。たくさんの実物を紹介しながら、子どもを知的に鍛える臨場感あるレアもので紹介。

まえがき

 河田孝文氏の歴史学習は,そのほとんどが調べ学習と討論によって組み立てられている。
 河田学級の子どもたちは,その調べ学習を「集合知の授業」とよんでいる。
 ただ,それぞれの子どもたちが自分で調べるだけでなく,質疑応答によって互いの情報を共有化し,足りない部分を補足しあい,わき上がる疑問から次の課題を見つけだしていく。クラス全体で,その時代の全体像を作り上げていく授業なのだ。クラス全体で作り上げた全体像をもとにして,次は討論の授業が展開される。子どもたちは,ただ調べ学習を通して情報を得るだけで終わるのではなく,討論を通して歴史の出来事に自分なりの価値づけを行うのだ。
 河田氏は,ほとんどすべてを討論で授業している。なぜ,そのようなことができるのか。それは,討論が成立する授業のシステムがあるのだ。河田氏は,このシステムを「『集合知』の授業スタイル」とよぶ。

 河田氏は,6年生に「集合知」という授業のスタイルで討論授業を行った。
 河田氏が,陸上競技会にクラスの何人かを引率していったときの話だ。陸上競技引率のため,残っている子どもたちには,社会の調べ学習をしておくようにという課題を出した。陸上競技会が終わって,帰ってくると「先生がいなくても社会の授業は楽しかった」と子どもたちが言っている。
 何をやっていたんだ! と訳をたずねると,子どもたちは,自分たちで調べたことをもとに勝手に討論を行っていたのだ。

 このように子どもたちが教師の手を離れ,自分たちで学習することができる「『集合知』の授業スタイル」を支えているのが,河田氏のノート指導である。
 ノートは,子どもたちにとって,討論のための発信基地になっている。
 また,討論後の自分の整理の場になっている。
 いくらきれいな板書をつくっても,子どもが自ら学ぶようにはならない。学習と板書は切っても切り離せない関係になって,よりいっそう教師の手助けが必要な状態になるだけだ。
 教師の手を離れ,子どもが自ら学んでいく状態である「手放しの状態」にとって,ノート指導は切っても切り離せないものになるのだ。

 子どもたちから,河田氏のノート指導とノートを使った学習を分析した本書が,子どもたちが主体的に学ぶ学習づくりに役立てれば幸いである。

目次

1 河田孝文のノート指導(ノート指導の効果
箇条書きの指導 ほか)
2 ノート指導で授業が変わる(討論の授業の指導はノート指導と表裏一体
きれいにまとめるノートと書きなぐるノートの使い分け ほか)
3 ノートから見えてくる近現代の授業(日本にとって最も重要な改革は
小村寿太郎の政治は日本にとってよかったのか ほか)
4 まとめノート編(これがまとめのノートだ
まとめのノートをどのように書かせているか ほか)

商品詳細

出版社名
明治図書出版
対象年齢
教員
フォーマット
単行本

注意事項

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