アイデンティティと学力に関する研究 「学力大合唱の時代」に向けて,同和教育の現場から

原田琢也/著

発売日:2007年11月

  • アイデンティティと学力に関する研究 「学力大合唱の時代」に向けて,同和教育の現場から
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ISBN
978-4-8265-0473-7
著者情報
原田 琢也(ハラダ タクヤ)
公立中学校教員。1962年生まれ。京都府在住。同志社大学法学部卒業、兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了、大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。人間科学博士。専門社会調査士。専攻は教育社会学

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商品説明

学力に関する本質的で、根本的なこととは何か。それは学力が社会的に構成されるということである。社会的諸条件が子どもの自己概念を媒介にして学力に影響を及ぼしていくプロセスは、生徒や教師の無意識的な行為が、構造的に複雑に絡まり合うことによって生成されたものであるだけに、日頃人々にほとんど意識されることはない。しかし、「学力大合唱」の時代にあって、政策担当者や学校現場の教員はもとより、より多くの人が、この構造を意識しておかなければならない。この30年ほどの間、同和地区を校区に含む学校では、同和地区生徒の学力・進路保障のために、昼夜を問わない精力的な取組が展開されてきた。学習センタでの夜間の補習、家庭訪問での個別指導など、ありとあらゆることを試してきた感がある。しかし、この20年間について言えば学力格差は横ばいのまま、決して縮小されてきたわけではない。そこには学力向上を妨げる、社会構造的な要因が介在している。同和地区生徒をはじめ社会的に厳しい状況に置かれている子どもたちが学力を獲得していくためには、この「社会の壁」を打破していかなければならない。教育政策が学校現場や子どもの状況を置き去りにしたまま、まるでそれらをもてあそぶかのように揺れ動く中、学校現場で生きる生身の人間の姿を描くことによって、教育政策のイデオロギー性をあぶり出し、本当の学力向上の道を模索する。

目次

第1章 同和地区の子どもたちの学力をめぐる理論(同和地区の子どもたちの教育課題
再生産論 ほか)
第2章 学校文化とアイデンティティ(研究の出発点
ディシプリン権力装置としての学校 ほか)
第3章 アイデンティティ形成と学校の変化―明子のアイデンティティ形成過程を通して(ある夏の出来事
明子の葛藤 ほか)
第4章 アイデンティティ形成と学校適応―健太のアイデンティティ形成過程を通して(健太の3年間を振り返って
健太の変容の背後にあるもの ほか)

商品詳細

出版社名
批評社
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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