ビリー・バッド
発売日:2009年9月
- ページ数
- 213p
- ISBN
- 978-4-9904811-0-0
- 著者情報
- メルヴィル,ハーマン(メルヴィル,ハーマン)(Melville,Herman)
1819年、獨立戰爭以來の名門の子弟としてニューヨークに生れるが、十代半ばの頃輸入商だった父が破産、生活のため船員となって商船、捕鯨船、軍鑑等に乘り組み、廣く世界の海を知る。歸國後、1846年、ポリネシアの食人種の村に滯在した經験を描いた處女作『タイピー』が評判となり、本格的な作家活動に入る。1850年、『緋文字』の作者ナサニエル・ホーソーンと出逢って大きな影響を受け、『モービー・ディック』や『ピエール』など意慾作を次々に發表するが、世の自明の理を徹底的に疑ふ難解な作風ゆゑに、次第に讀者を遠ざけるに至る
留守 晴夫(ルス ハルオ)
昭和23年(1948年)宮城縣仙臺市生。昭和46年早稻田大學第一政經學部政治學科卒業。昭和52年早稻田大學文學研究科英文科博士課程中退。平成21年3月迄早稻田大學文學學術院教授(アメリカ文學専攻)
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商品説明
「こんな素晴らしい物語は讀んだ事がない。ああ、こんな作品が書ければよかつた」と、死朞を間近に控へたトマス・マンをして叫ばしめた、ハーマン・メルヴィル最後の傑作『ビリー・バッド』を正統表記の新譯で送る。
十八世紀末葉、イギリス海軍の軍艦上で、善良な若き水兵ビリー・バッドが、自らを陷れようとした惡黨の下士官クラッガートを毆り殺すといふ事件が起る。時はフランス大革命から間もないヨーロッパの危機の時代で、「舊世界に于けるほぼ唯一の自由で保守的な?國」たるイギリスに于てすら水兵の叛亂が續發し、國民の心膽を寒からしめてゐた時朞だつた。高潔で有能な海軍軍人たる艦長のヴィアはビリーにいたく同情しつつも、軍刑法に從へば、上官殺害の罪は極刑に値するとて、臨時軍法會議に于てビリーの處刑を?硬に主張する。けれども、メルヴィルによれば、「死刑を宣?すべく主たる役割を果した者の方が、死刑を宣?された者よりも苦しんでゐた」のであつた。さういふヴィアの「?者の苦惱」を描く事によつて、このアメリカ最大の作家は何を訴へようとしたのであらうか。
目次
第1章〜30章、及び、譯者「解説」
商品詳細
- 出版社名
- 圭書房
- サイズ
- 21cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:Billy Budd,sailor
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