羊と長城 草原と大地の〈百年〉民族誌
発売日:2023年2月
- ページ数
- 764p
- ISBN
- 978-4-89489-346-7
- 著者情報
- 楊 海英(ヨウ カイエイ)
1964年、中国内モンゴル自治区オルドス生まれ。総合研究大学院大学修了、博士(文学)。専攻、文化人類学。現在、静岡大学人文社会科学部教授
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商品説明
本書は1991年から1年に及ぶ、著者のオルドス高原での調査日誌である。しかし、その時空は19世紀後半のイスラーム教徒の蜂起まで遡り、西のカトリック世界と中央ユーラシアを跨ぐ。この越域な視点が織り成すところは、モンゴル人と中国人の盛衰百年であり、異形の民族史=民族誌となる。
目次
凡例
プロローグ
民族誌は民族史
犠牲の羊と長城
歳時記的記録
●第I部 短い夏から不穏な秋へ
第一章 家路から世界史を体得する
自文化への帰還
歴史は固有名詞からなる
長城南北の哲学的風土 ほか(全13項)
第二章 中国に呑み込まれたモンゴル人達
移動する境界
世界史の中の激動
貧困を創出する共産革命 ほか(全11項)
第三章 独自の暦を生きる人間と家畜
近隣同士で「スープを飲む」
草原に伝わる国内外の状勢
オルドス暦と政府の横暴 ほか(全14項)
第四章 社会主義を生きる「天神」とネストリウス教徒
郷愁の長城
天神の祭祀者
調査地の人口と家畜 ほか(全14項)
第五章 中国共産党の罌粟栽培とモンゴルの没落
父系親族集団と清朝の行政組織
長城は中国人の逃亡を防ぐ為の壁
共産党の罌粟栽培と移民 ほか(全10項)
第六章 遥拝する聖地
流転の聖地
「民族右派」と中国との抗争
「帝国主義の手先」を利用した中国人 ほか(全5項)
第七章 長安で聞くキリスト教とイスラームの歴史
秘密の文書館
中国人強盗の天下
長城に建つ「駱駝の町」 ほか(全11項)
●第II部 白い冬
第八章 「沙を混ぜられた」自治区
陥落したモンゴルで跋扈する匪賊の後裔
南国からの浙江省人
戸籍制度と「闇チルドレン」 ほか(全5項)
第九章 失われた草原を取り戻す「真の英雄」
王様の旗長
オルドスの宮廷文化
逮捕された青年の出自 ほか(全9項)
第十章 復活した結婚式
贈答される乳製品
宵の献立
略奪に行く武装者集団 ほか(全10項)
第十一章 家族の中国革命史
近代化の振動
現代の ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 静岡大学人文社会科学部研究叢書 No.76
- 出版社名
- 風響社
- サイズ
- 21cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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