現代スペインの劇作家アントニオ・ブエロ・バリェホ 独裁政権下の劇作と抵抗
発売日:2014年9月
- ISBN
- 978-4-87259-487-4
- 著者情報
- 岡本 淳子(オカモト ジュンコ)
1961年9月29日東京都生まれ。1985年3月、青山学院大学文学部英米文学科卒業。2007年3月、大阪外国語大学大学院言語社会研究科言語社会専攻博士後期課程修了。博士号取得(言語文化学)。現在、大阪大学言語文化研究科言語社会専攻、講師
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商品説明
ブエロ・バリェホは現代スペイン演劇の第一人者。内戦で共和国支持で戦ったが、フランコ側の勝利に終わる。独裁制は戦後も続き、バリェホは国家権力による検閲や暴力への抵抗の体験を戯曲に生かす。その作品は時代と国家の狭い範囲に留まらず、大きな抑圧力をもつ公の歴史、普遍的な「敗者の歴史」を語り伝える。ロルカと並ぶその作品は人々の心をとらえ、いくつもの文学賞を受賞した。本邦初の本格的な紹介。
なぜアントニオ・ブエロ・バリェホなのか? . フランコ政権と検閲 . 盲目が可視化する権力 . 絵画と視線の権力 . 敗者の叫びと歴史叙述 . オーラル・ヒストリーのための戦略 . 権力と抵抗の関係 . 無名の人々の救済 . グロテスクなものの舞台化 . 狂気からの覚醒と過去の責任 . 監獄から次の監獄へ
目次
序章 なぜアントニオ・ブエロ・バリェホなのか?―七世紀から二〇世紀までのスペイン演劇の流れ―
第一章 フランコ政権と検閲
第二章 盲目が可視化する権力―『燃ゆる暗闇にて』における神話の解体―
第三章 絵画と視線の権力―『ラス・メニーナス』のなかのベラスケス―
第四章 敗者の叫びと歴史叙述―『サン・オビーディオの演奏会』の救済―
第五章 オーラル・ヒストリーのための戦略―国家のイデオロギーを可視化する『バルミー医師の二つの物語』―
第六章 権力と抵抗の関係―『バルミー医師の二つの物語』における内部からの抵抗―
第七章 無名の人々の救済―『明り取り』における記憶と歴史―
第八章 グロテスクなものの舞台化『理性の眠り』―ゴヤの幻想と黒い絵―
第九章 凶器からの覚醒と過去の責任―『財団』、寓話の解体という寓話―
終章 監獄から次の監獄へ―『燃ゆる暗闇』から『財団』へ―
参考文献
索引
商品詳細
- 出版社名
- 大阪大学出版会
- フォーマット
- 単行本
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