戦後日本のインテリジェンスとグランド・ストラテジー 吉田ドクトリンから安倍ドクトリンへ

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ページ数
363p
ISBN
978-4-86793-107-3
著者情報
ウィリアムズ,ブラッド(ウィリアムズ,ブラッド)(Williams,Brad)
香港城市大学アジア・国際学部准教授。グリフィス大学(オーストラリア)で学士(アジア研究)、成蹊大学で修士(政治学)、モナッシュ大学(オーストラリア)で博士(政治学)の学位を取得。オーストラリアやシンガポールで教鞭をとった後、現職。専門分野は、東アジアの政治学、国際関係、比較政治学およびインテリジェンス論であり、とりわけ日本の政治・外交政策、安全保障政策に焦点を当てる

小谷 賢(コタニ ケン)
日本大学危機管理学部教授。1973年京都生まれ。立命館大学卒業、ロンドン大学キングス・カレッジ大学院修了、京都大学大学院博士課程修了、博士(人間・環境学)。防衛省防衛研究所主任研究官、防衛大学校講師、英国王立防衛安保問題研究所(RUSI)客員研究員等を経て現職。専門は国際政治学、インテリジェンス研究

佐藤 智美(サトウ トモミ)
防衛事務官。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程修了(修士:国際政治)、防衛大学校総合安全保障研究科修了(修士:安全保障)、拓殖大学大学院国際協力学研究科博士後期課程修了(博士:国際開発)、BABEL UNIVERSITY Professional School of Translation修了(Major:Legal Translation)、政策研究大学院大学博士課程科目履修生(「情報と安全保障」)修了。財団法人佐藤栄作記念国連大学協賛財団公財団公募第28回「佐藤栄作賞」佳作受賞、公益財団法人防衛基盤整備協会平成27年度情報セキュリティに関する懸賞論文サイバーセキュリティ人材確保対策賞受賞

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商品説明

急速に情報収集能力を強化し「正常化」を目指し始めた日本のインテリジェンス。諸外国と比べ「未発達」と見なされてきたが、同時に経済・技術分野への注力といった独自の発展を遂げたものでもあった。本書は、「吉田ドクトリン」と近年登場した「安倍ドクトリン」という二つの〈グランド・ストラテジー〉を取り上げ、そこに埋め込まれた規範が、戦後日本のインテリジェンスに及ぼした影響を、機密解除されたCIA資料や文献、広範なフィールドワークやインタビューをもとに、歴史的過程を仔細に検証することで明らかにする。

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「日本版CIA」は、なぜ存在しないのか?
今後あるべき姿は?
二つの国家〈大戦略〉の変遷からインテリジェンスの戦後史を描き出す、画期的研究!!
インテリジェンス研究の第一人者による翻訳最新刊。

急速に情報収集能力を強化し「正常化」を目指し始めた日本のインテリジェンス。諸外国と比べ「未発達」と見なされてきたが、同時に経済・技術分野への注力といった独自の発展を遂げたものでもあった。本書は、「吉田ドクトリン」と近年登場した「安倍ドクトリン」という二つの〈グランド・ストラテジー〉を取り上げ、そこに埋め込まれた規範が、戦後日本のインテリジェンスに及ぼした影響を、機密解除されたCIA資料や文献、広範なフィールドワークやインタビューをもとに、歴史的過程を仔細に検証しすることで明らかにする。

【目次】
謝辞
はじめに 日本の対外情報システムの正常化
第1章 日本のグランド・ストラテジーおよび内包された規範
――吉田ドクトリンから安倍ドクトリンへ
第2章 日本における米国の秘密工作
――二国間主義を遵守する従属的な同盟国の育成
第3章 米国の情報の傘
――二国間主義と冷戦時代の日本の対外情報活動
第4章 テクノロジーの探求
――発展指向型国家としての日本の対外経済情報システム
第5章 日本の対外情報システム
――反軍国主義と縄張り主義の影響
第6章 グランド・ストラテジーの再構築
――進化する日本の対外情報システム
おわりに 国際的なインテリジェンスの常道へ
注/参考文献/人名・組織名索引/図表一覧/訳者あとがき

目次

謝辞
 はじめに 日本の対外情報システムの正常化
第1節 軍事指向のインテリジェンス理解を超えて
第2節 「暗部」に光を当てる――日本のインテリジェンス・コミュニティ
  内閣情報調査室(内調)/警察庁/外務省/公安調査庁/防衛省
第3節 相対的に未発達で「特異な」対外情報組織
第4節 本書の意義、目的および主張
第5節 概要

 第1章 日本のグランド・ストラテジーおよび内包された規範
――吉田ドクトリンから安倍ドクトリンへ
第1節 冷戦時代の国家安全保障戦略――吉田ドクトリン
 国際的に組み込まれた規範――二国間主義/国内に組み込まれた経済規範――開発主義およびテクノナショナリズム/開発主義および発展指向型国家/テクノナショナリズム/国内に組み込まれた安全保障の規範――反軍国主義
第2節 グランド・ストラテジーの進化――浮上する安倍ドクトリン
 二国間主義――自律性の拡大から対等な同盟関係へ/開発主義の終焉/テクノナショナリズムからテクノハイブリッド・モデルへの不本意な移行/「積極的平和主義」――反軍国主義の規範からの急進的な逸脱?
第3節 結論

 第2章 日本における米国の秘密工作
――二国間主義を遵守する従属的な同盟国の育成
第1節 敵対領域に入ったCIA
第2節 保守的なエリートの育成
 緒方竹虎――従順な紳士/正力松太郎――メディア界の大御所であり原子力利用論者/賀屋興宣――狡猾な長老であり豪傑/岸信介――手厚くもてなされた戦争犯罪者/児玉誉士夫――非凡な才能を持った政財界の黒幕
第3節 日本の保守派――操り人形の糸を切ること
第4節 日本における米国の秘密工作の成果
第5節 結論

 第3章 米国の情報の傘
――二国間主義と冷戦時代の日本の対外情報活動
第1節 慎重に始まった二国間の情報協力
第2節 共産主義を封じ込めるための制度構築および共同作戦
 二国間主義の利用――占領下のカトウ機関/竹松作戦/
 ほか

商品詳細

出版社名
作品社
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本
原題
原タイトル:JAPANESE FOREIGN INTELLIGENCE AND GRAND STRATEGY

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