白内障完治年の老婆カレンダー
発売日:2025年7月
- ページ数
- 333p
- ISBN
- 978-4-86782-164-0
- 著者情報
- 笙野 頼子(ショウノ ヨリコ)
1956年三重県生まれ。立命館大学法学部卒業。81年「極楽」で群像新人文学賞受賞。91年『なにもしてない』で野間文芸新人賞、94年『二百回忌』で三島由紀夫賞、同年「タイムスリップ・コンビナート」で芥川龍之介賞、2001年『幽界森娘異聞』で泉鏡花文学賞、04年『水晶内制度』でセンス・オブ・ジェンダー大賞、05年『金毘羅』で伊藤整文学賞、14年『未闘病記―膠原病、「混合性結合組織病」の』で野間文芸賞をそれぞれ受賞。11年から16年まで立教大学大学院特任教授
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商品説明
「純文学の孤高守護神」=突撃戦闘老婆が描く高齢単身女性の生存と幸福―。野間文芸新人賞『なにもしてない』野間文芸賞『未闘病記』に連なる闘病記第三弾。書き下ろし500枚。えっ?私は白内障の手術が無理?貧乏、難病、裁判、糾弾、…勇気はあるけど金はない。日本の医療制度はまだまだ使える?名医達よありがとう。
「純文学の孤高守護神」=突撃戦闘老婆が描く
高齢単身女性の生存と幸福―
野間文芸新人賞『なにもしてない』
野間文芸賞『未闘病記』に連なる闘病記第三弾!
書き下ろし500枚!
え? 私は白内障の手術が無理?
吉行淳之介、古井由吉に続く「私小説と眼病」
貧乏、難病、裁判、糾弾、……
勇気はあるけど金はない。
日本の医療制度はまだまだ使える? 名医達よありがとう
「昔は失明していたんですか」「そうです」
目次
0 二〇二二年十一月、貧乏、難病、裁判、糾弾と戦う中にも、周囲の親切で失明を免れ、「無敵」となった老婆、というのは、……。
1 「とにかくね、白内障の手術なんかでこれくらい喜ぶ人はないよ、なんでこの人はいつでもなんでもかんでも、鬼の首を取ったようにぎゃあぎゃあ言うんだろうね」って言われそうな勢い。でも老婆は知っている。それが本当に鬼の首なんだと。
2 だっていつも知らない場所でも親切な人がいて、必ず助けて貰える幸福の老婆だから。
3 「え、私だけ白内障の簡単な手術が無理?」二〇一〇年の七月からその医者に通っていたのに、その間何も判っていなかった老婆!
4 ある日突然差別者と呼ばれて収入を断たれ、お金がなければ失明するという設定をプレイさせられるゲームファイター老婆!
5 「二〇二二年六月五日戊子、肋骨を折った」、と大層に言う老婆、しかもさらにその十日後、「折った肋骨に勝った」とも言ってしまう老婆!
6 なんか先の見えぬ日々、ふいに老婆の老後を支える良い話が骨折激痛の中に降って湧いた、しかしそこからも結局困難は続き、……。
7 そんな老婆を襲うさらなる困難、その根源にある文壇ミソジニーと世界ミソジニー(うへぁ)。
8 え? 老婆、駄目じゃんそれ老後破産じゃね?
9 私小説はいつもエンドレステープ、ほら純文学と老婆と貧乏は仲良しだよ?
10 さて、妾はいかにして老婆になりしか、は? 女子高生からいきなりなりました? いやほっといたらなりますよそれは、ローバーレンジャー戦闘BBAと言って借金抱えても(泣)世界勢力と戦う、エスパー戦士!
11 七月の夕方を暗くて見えないと書いてしまう、今では鳥目も同然の老婆、家に帰って世界一うまいチキンライスを食べるものの、……。
12 盲動して妄動する不屈の老婆、ついに近隣の総合病院を目指す!
13 名医降臨、万事休すに見えてもなんだか進展がある老婆ミラクル。
14 そして大学病院に行き、びびりまくる老婆、そのびびりの原因は無知蒙昧のせいというよりも、……。
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 鳥影社
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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