わが友、シューベルト

堀朋平/著

発売日:2023年2月

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ページ数
581,50p
ISBN
978-4-86559-263-4

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商品説明

狂騒、神、愛(エロス)、成熟──
聴くものすべてを包みこむあの“親しさ”はどこから来るのか。

近年めざましい進展をみせるシューベルト研究。
その中心人物による記念碑的労作が誕生!

19世紀初頭──動乱の予感をはらむ凪(なぎ)の時代を、誰よりも疾(はや)く駈けぬけた作曲家の実像に肉迫する。

「幸薄い早世の作曲家」という従来のイメージを覆し、「自らの欲求に衝き動かされ、めまいのするような愛に満たされて生きた人」として、いまだかつてないシューベルト像を提示。

シューベルトの生きた時代を追体験し、その無意識の領域にまでせまるべく、手を伸ばした情報の幅広さと密度はまさに圧倒的。
数多くのカラー図版を掲げながら、従来にない解像度で描きだす作曲家の実像は、まさに「わが友」というべき親密さに到達している。

伊藤亜紗氏、河村尚子氏、山田和樹氏、推薦!

伊藤亜紗氏(美学者)
 喜劇的なのに厳密
 批評的なのに猥雑
 伝記的なのに哲学
 砂ぼこりも匂いも味もする
 圧巻の歴史音楽絵巻!

河村尚子氏(ピアニスト)
 推理小説のようにスラスラ読める──
 絵画・文学・哲学などから
 人物像と背景を次々に解き明かす。
 この一冊であなたの
 シューベルト解釈がきっと変わる!

山田和樹氏(指揮者)
 これほどまでにシューベルト愛に
 あふれた人がかつていただろうか。
 人間味たっぷりな作曲家の魅力に
 ぐっと近づける一冊!

目次

はじめに──音楽のむこう

序章 宇宙

 第1節 19世紀ウィーンの遊戯
  変転する無限
  室内で世界を
  複数世界

 第2節 一幅の絵に宇宙を
  音楽の星団
  ナンセンスと狂気
  親友の画家

第I章 狂騒

 第1節 サークル活動
  日常の顔
  シューベルトと四つのクラブ

 第2節 作曲家の痕跡をたどって
  際限なきフィクション
  船
  ツィンバロムの騎士、あらわる
  シューベルト・オペラの源泉
  「黒のわざ」のトリプル・ミーニング
  下世話なテーマと音楽研究

 第3節 クラブの音楽神
  ユーモアから音楽が生まれる
  音楽と神
  神=作曲家

第II章 神

 第1節 宗教のアナーキー
  兄と父、そして弟
  愛多き友人たち
  自由と植物

 第2節 信仰の在りか
  源泉としての聖書
  大らかな宗教性
  信仰告白
  普遍的教会の拒絶
  圧縮から削除へ
  「全能なる父」の否定
  矛盾をそのままに
  神は自然のなかにいる

 第3節 正しく真なる祈り
  おのずと湧く祈り
  天地の断絶──グノーシス
  神なき世界
  獣性からの救済
  大地に生きる
  この命、そして来るべき生

第III章 愛

 第1節 古代の知
  エロス
  アガペー、フィリア
  プラトン
  古代と神話──寄る辺なき時代に

 第2節 異教の愛
  親友と古代ギリシア
  ディアーナ──死をもたらす女
  アウロラ──天地の合一、性別の撤廃< ほか

商品詳細

出版社名
アルテスパブリッシング
サイズ
22cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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