中央銀行論 セントラル・バンキングの本質を求めて

小栗誠治/著

発売日:2022年12月

  • 中央銀行論 セントラル・バンキングの本質を求めて
  • 中央銀行論 セントラル・バンキングの本質を求めて
ページ数
382p
ISBN
978-4-86285-376-9
著者情報
小栗 誠治(オグリ セイジ)
滋賀大学名誉教授、博士(経済学)。1947年、佐賀県生まれ。1971年、一橋大学経済学部卒業、同年日本銀行入行。同行調査統計局、金融研究所、政策委員会室、考査局、業務局などを経て、1998年より滋賀大学勤務。同大学経済学部教授、理事・副学長を歴任。この間、2005年、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)にて在外研究

¥5,830 税込

26 nanacoポイント

26 セブンマイル

セブン-イレブン受取り(送料無料)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

宅配(送料¥550税込)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。

商品説明

中央銀行は自由な市場メカニズムを尊重し、通貨価値の安定と維持を担い、それとともに政治的中立性と自律性を保つことが要請されている。そのための責務は「物価の安定」と「金融システムの安定」を両輪として「通貨の安定」を維持することにある。本書は世界の中央銀行について内外の文献や資料を駆使して歴史的な経緯と現状を観察しつつ、わが国の中央銀行である日本銀行の実態を総合的に考察する。

中央銀行は自由な市場メカニズムを尊重し,通貨価値の安定と維持を担い,それとともに政治的中立性と自律性を保つことが要請されている。そのための責務は「物価の安定」と「金融システムの安定」を両輪として「通貨の安定」を維持することにある。
本書は世界の中央銀行について内外の文献や資料を駆使して歴史的な経緯と現状を観察しつつ,わが国の中央銀行である日本銀行の実態を総合的に考察する。
中央銀行業務の基盤である銀行券の債務性とは何か,銀行券のシーニョレッジ問題,政府紙幣との違いなどを検討し,さらに金融システム安定化政策を支える「最後の貸し手」機能について,バジョット原則,日銀法の規定,「最後の貸し手」機能の拡張などを通して考察する。さらに中央銀行の独立性と統治機構の関係,財務の健全性,日本銀行の金融調節や「日銀流理論」批判についても分析する。これらの現実を踏まえて,中央銀行が政策や業務を実施するうえで保持すべき一般原則を提示する。
歴史的に形成された金融政策が異次元の金融緩和政策など新たな課題に直面する現在,中央銀行の本質や行動基準について改めて確認することが肝要である。
研究者のみならず金融エコノミスト,実務家など中央銀行に関心を持つ読者にとって他に類のない必読書。

目次

はしがき

序章 中央銀行論の再構築をめざして

第I部 銀行券の債務性とシーニョレッジ
第1章 銀行券の本質と債務性
 はじめに
 第1節 銀行券の債務性を認める見解
 第2節 銀行券の債務性を認めない見解
 第3節 通常の意味での債務性に疑問を持つ見解
 第4節 不換銀行券=商品貨幣としての信用貨幣――不換銀行券の債務性論のフロンティア
 第5節 評価――結びにかえて

第2章 セントラル・バンキングとシーニョレッジ
 はじめに
 第1節 セントラル・バンキングの本質とシーニョレッジの歴史
 第2節 シーニョレッジの定式化
 第3節 銀行券と硬貨の具体的な会計方法
 第4節 シーニョレッジの大きさ
 第5節 シーニョレッジの政府への納付
 結び

第3章 銀行券の会計的把握
 はじめに
 第1節 通貨の債務性と統一的な会計把握
 第2節 バーグルンドの金貨・兌換銀行券と不換銀行券の統一的把握
 第3節 銀行券の資本性
 第4節 ボッソネ=コスタの「貨幣の会計学ビュー」
 第5節 クムホフほかの法的観点からみた「貨幣の社会的株式論」
 結び

第4章 政府紙幣の本質およびヘリコプターマネー,統合政府,MMT
 はじめに
 第1節 政府紙幣の本質について――中央銀行券との比較を中心に
 第2節 通貨発行の仕組みとシーニョレッジ
 第3節 ヘリコプターマネー
 第4節 統合政府論
 第5節 MMT(現代貨幣理論)
 結び

第II部 中央銀行の「最後の貸し手」機能
第5章 「最後の貸し手」機能とバジョット再考
 はじめに
 第1節 LLR機能の根拠とモラルハザード
 第2節 LLR機能の発動等に関する主要な見解
 第3節 「バジョット原則」再考
 結び

第6章 「最後の貸し手」機能についての日本銀行の考え方とその概念の拡張
 はじめに
 第1節 日本銀行法におけるLLR機能の位置付け
 第2節 LLR機能についての日本銀行の考え方
 第3節 LLR概念の拡 ほか

商品詳細

出版社名
知泉書館
サイズ
23cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

注意事項

本の帯に関して
帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。
版・表紙について
版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。

あなたへのおすすめ