デカルト『方法序説』注解
ニコラ・ポワソン/著 山田弘明/訳 クレール・フォヴェルグ/訳 今井悠介/訳
発売日:2022年12月
- ページ数
- 298p
- ISBN
- 978-4-86285-375-2
- 著者情報
- 山田 弘明(ヤマダ ヒロアキ)(Fauvergue,Claire)
1945年生。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。名古屋大学名誉教授
フォヴェルグ,クレール(フォヴェルグ,クレール)
1964年生。トゥールーズ大学哲学研究科博士課程修了。パリ国際哲学コレージュ・プログラムディレクター
今井 悠介(イマイ ユウスケ)
1984年生。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。帝京大学、静岡県立大学非常勤講師
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
「近代哲学の祖」デカルト(1596‐1650)の『方法序説』(1637)は刊行当時どのように受け止められていたのか。本書は、オラトリオ会の修道士ニコラ・ポワソン(1637‐1710)により1670年に出版された注解であり、最初の総合的なデカルト研究の書である。本書は、『方法序説』の各部から問題となる文章にスポットを当て注解する。第一部はデカルトの新しい論理学とアリストテレス・スコラ学や近世初期の論理学とを比較検討する。第二部は規則とはなにか、類比的な媒名辞とはなにか、三段論法と分析・総合といった「方法」に関して取り上げる。第三部はデカルトの道徳の格率が修道士の誓願に反するのではないかという非難に答える。第四部は、デカルトの形而上学に関わるオランダでの紛争に触れ、「あらかじめ感覚になかったものは知性のうちにはない」というスコラの原則を批判的に吟味する。第五部は、血液循環説と、動物には魂がないとする説(動物機械論)の肯定的な吟味がなされる。第六部は、ガリレイをめぐる地動説への異端審問をどう捉えるか、自然学における「仮説」と論証を論じる。本書は同時代人の関心や解釈の率直な記録としてデカルト哲学に新たな光を当てるとともに、また原本が失われた『精神指導の規則』の未知のテキストの一節を紹介するなど、近年、重要性が着目されている第一級資料の本邦初訳。
「近代哲学の祖」デカルト(1596?1650)の『方法序説』(1637)は刊行当時どのように受け止められていたのか。
本書は,オラトリオ会の修道士ニコラ・ポワソン(1637?1710)により1670年に出版された注解であり,最初の総合的なデカルト研究の書である。
本書は,『方法序説』の各部から問題となる文章にスポットを当て注解する。
第一部はデカルトの新しい論理学とアリストテレス・スコラ学や近世初期の論理学とを比較検討する。
第二部は規則とはなにか,類比的な媒名辞とはなにか,三段論法と分析・総合といった「方法」に関して取り上げる。
第三部はデカルトの道徳の格率が修道士の誓願に反するのではないかという非難に答える。
第四部は,デカルトの形而上学に関わるオランダでの紛争に触れ,「あらかじめ感覚になかったものは知性のうちにはない」というスコラの原則を批判的に吟味する。
第五部は,血液循環説と,動物には魂がないとする説(動物機械論)の肯定的な吟味がなされる。
第六部は,ガリレイをめぐる地動説への異端審問をどう捉えるか,自然学における「仮説」と論証を論じる。
本書は同時代人の関心や解釈の率直な記録としてデカルト哲学に新たな光を当てるとともに,また原本が失われた『精神指導の規則』の未知のテキストの一節を紹介するなど,近年,重要性が着目されている第一級資料の本邦初訳。
目次
献呈書簡
読者へのはしがき
デカルト氏の『方法序説』からの抜粋
ルネ・デカルト氏の『方法序説』への注解ないし注釈
第一部
考察I 「理性を正しく導く…ための方法序説」
考察II 「むしろそれは,よく判断する…能力が平等であることを示している」
考察III 「私はといえば,私の精神が…と思ったことは一度もない」
考察IV 「私は,理性が各人のうちに完全な形で備わっていると信じたいのであり…従いたいのである」
考察V 「恐れずにいえば,私の場合はたいへん幸運であったと思っている…」
考察VI 「だが,私はこの書物を一つの物語として…提出するのみであり」
考察VII 「だが,学校でみんなが取り組む学習を私は尊重しないわけではなかった…」
考察VIII 「私はわれわれの神学を尊重していたし…熱望することでは人後に落ちなかった」
考察IX 「次にその他の学問については,それらは…であるので」
考察X 「それらが約束する名誉も利益も…」
考察XI 「そして最後にあの悪しき学説については…」
考察XII 「私の青年時代の残りを,旅をすることに費やした」
考察XIII 「ある日私は,私自身においても研究しようと決心した」
第二部
考察I 「私はその当時ドイツにいた。その地の戦いの機運が…」
考察II 「私の仕事が私に十分気に入り,ここでそのモデルをお目にかけるにしても…」
考察III 「まだ若かった頃,私は哲学の諸部門のうちでは…を学んだ」
考察IV デカルト氏の論理学の第一規則について「第一の規則は,…どんなものも決して受け入れないことであった」
考察V デカルト氏の論理学の第二規則について「第二に,諸問題のおのおのを…部分に分けること」
考察VI デカルト氏の論理学の第三規則について「第三は,私の思考を順序に従って導くこと…」
考察VII デカルト氏の論理学の最後の規則について「最後に,完全な枚挙をすべての場合に行うこと…」
考察VIII 「これらのまったく単純な推論の長い鎖…。この点で私がそれほど自惚れているとはおそらく見えないであろう」
商品詳細
- シリーズ名
- 知泉学術叢書 21
- 出版社名
- 知泉書館
- サイズ
- 19cm
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:Commentaire ou Remarques sur la methode de Rene Descartes
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。