カール・シュミットと国家学の黄昏

長野晃/著

発売日:2021年1月

  • カール・シュミットと国家学の黄昏
  • カール・シュミットと国家学の黄昏
ページ数
263p
ISBN
978-4-86258-134-1
著者情報
長野 晃(ナガノ アキラ)
1987年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(法学)。現在、慶應義塾大学法学部・東洋大学社会学部非常勤講師。専門は、政治理論・政治思想史

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商品説明

新たな〈一般国家学〉を樹立すると豪語したシュミットは、数年後には「国家などもはや存在しない」としてそれを断念した。にもかかわらず彼は、その後も国家について語り続けた。シュミットの裡にあった葛藤を解明し、その理論的格闘を辿る。

目次

序章
第1節 問題の所在
第2節 先行研究
第3節 本書の構成

第1章 新たな国家学の探求 1920-1923年
第1節 独裁・憲法制定権力・機関説批判
第1款 国家学と独裁概念
第2款 独裁の区分と憲法制定権力
第3款 憲法制定権力説に基づく機関説批判
第2節 形式としての決断
第1款 クルト・ヴォルツェンドルフと「純粋国家」
第2款 エーリヒ・カウフマンと「生ける形式」
第3款 「法形式」としての「決断」
第3節 カトリシズム論と代表概念
第1款 イェリネックにおける「代表と代表機関」
第2款 「上から」の代表
小括

第2章 均衡・自由主義・民主主義 1923-1927年
第1節 議会制と均衡
第1款 均衡観念と自由主義
第2款 民主主義と同一性観念
第3款 議会解散権と均衡理論
第2節 議会主義論に対する反応とシュミットの応答
第1款 リヒャルト・トーマとモーリッツ・ユリウス・ボン
第2款 ヘルマン・ヘフェレとヴェルナー・ベッカー
第3款 シュミットの応答
第3節 直接民主主義
第1款 国民立法手続
第2款 直接民主主義の限界
小括

第3章 国家学構想の挫折? 1924-1928年
第1節 国家及び国家学の「危機」
第1款 アルフレート・ヴェーバーと近代国家の危機
第2款 ケルゼン『一般国家学』に対する反撥
第3款 シュミットにおける「国家の危機」
第2節 国際連盟批判から「政治的なるもの」へ
第1款 Bund概念からの国際連盟批判
第2款 国家学から「政治的なるもの」へ
第3節 『憲法学』における体系化
第1款 国家・憲法・憲法制定権力
第2款 均衡・市民的法治国家原理・議会制
第3款 代表・同一性・公論
小括

第4章 中立国家を巡る攻防 1928-1930年
第1節 統合理論の衝撃
第1款 『国制と憲法』におけるシュミット批判
第2款 統合理論の反響
第3款 シュミットの反応
第2節 中立国家論の展開
第1款 ライヒ大統領の中立権力

商品詳細

出版社名
風行社
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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