話し言葉における受身表現の日中対照研究

陳冬【シュ】/著

発売日:2023年1月

  • 話し言葉における受身表現の日中対照研究
  • 話し言葉における受身表現の日中対照研究
ページ数
233p
ISBN
978-4-8234-1151-9
著者情報
陳 冬〓(チン トウシュ)
北京外国語大学講師。四川大学外国語学部卒業。大阪大学大学院言語文化研究科(修士課程)・大阪大学大学院言語文化研究科(博士課程)修了。博士(日本語・日本文化)。専門分野は日本語学、日中対照言語学、コーパス言語学

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商品説明

日本語の受身文と中国語の“被”構文に関して、統語的・意味的観点から多くの知見が蓄積されているが、ほとんどは書き言葉を中心とするものであった。本書では、これまで重点的に論じられてこなかった話し言葉における日中受身表現の使用傾向に注目し、その非対称性、述語動詞の類型分布、主語の選択傾向、使用頻度の差などを調査・比較し、意味的機能・談話的機能のどちらをより重視するかという点を軸に、日中受身表現の使用の共通点・相違点の全体像を示した。

目次

まえがき

序章 イントロダクション
1. はじめに
2. 本書の位置づけ
2.1 機能的構文論による分析
2.2 使用傾向の全体像の解明
2.3 話し言葉の重視
3. データの収集方法
4. 本書で取り扱う諸概念
5. 本書の構成

第1章 先行研究の整理
1. 日本語の受身文
1.1 受身文の統語的・意味的類型
1.1.1 直接受身と間接受身
1.1.2 昇格受動文と降格受動文
1.2 主語の有情・非情
1.3 動作主の特徴
1.3.1 動作主の標示形式
1.3.2 動作主の明示・不明示
1.4 受身文の談話的特徴
2. 中国語の“被” 構文
2.1 被動の範囲
2.1.1 古代中国語の被動の範囲
2.1.2 現代中国語の被動の範囲
2.2 “被” 構文における被害・中立
2.3 “被” の意味変化
2.4 主語の有情・非情
2.5 “被” 構文の談話的特徴
3. まとめ

第2章 述語動詞からみる日中受身表現の意味的機能
1. はじめに
2. 先行研究
2.1 日本語の受身文の述語動詞
2.2 中国語の“被” 構文の述語動詞
3. 本章の目的
4. 量的調査
4.1 調査方法
4.2 日中受身表現の述語動詞の異なり語数
4.3 日中受身表現の述語動詞の出現数の順位
4.4 他動性と述語動詞の分類
4.4.1 対象への働きかけ性
4.4.2 対象の変化
4.4.3 述語動詞の分類結果
5. 日本語の述語動詞
5.1 強い働きかけ+変化有り類
5.1.1 “被” 構文に対応する場合
5.1.2 “被” 構文に対応しない場合
5.2 強い働きかけ+変化無し類
5.2.1 語彙レベルの迷惑
5.2.2 文脈レベルの迷惑
5.3 弱い働きかけ+変化無し類
5.3.1 感情・態度類
5.3.2 感覚・思考類
5.4 その他
6. 中国語の述語動詞
6.1 強い働きかけ+変化有り類
6.1.1 結果補語無しの“被” 構文 ほか

商品詳細

シリーズ名
ひつじ研究叢書 言語編第192巻
出版社名
ひつじ書房
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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