殉教の日本 近世ヨーロッパにおける宣教のレトリック
発売日:2023年2月
- ページ数
- 404,188p
- ISBN
- 978-4-8158-1119-8
- 著者情報
- 小俣ラポー 日登美(オマタラポー ヒトミ)
2005年ストラスブール大学歴史学部DEA課程修了。2016年パリ高等研究実習院(宗教学部門)およびフリブール大学文学部歴史学科(近世史部門)にて博士号取得。ハーヴァード大学客員研究員、日本学術振興会特別研究員などを経て、京都大学白眉センター/人文科学研究所白眉特定准教授
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
なぜ“暴虐と聖性の国”となったのか。キリスト教文化にとって日本は殉教の聖地だった。グローバルな宣教のなかで、驚くべきイメージはどのように成立・普及したのか。長崎二十六殉教者の列福やその聖遺物の行方、さらには多様な殉教伝・磔図像・残酷劇などを跡づけ、東西をつなぐ新たな「双方向の歴史」を実践する。
キリスト教文化にとって日本は殉教の聖地だった。
グローバルな宣教のなかで、驚くべきイメージはどのように成立・普及したのか。
長崎二十六殉教者の列福やその聖遺物の行方、
さらには多様な殉教伝・磔図像・残酷劇などを跡づけ、
東西をつなぐ新たな「双方向の歴史」を実践する。
なぜ〈暴虐と聖性の国〉となったのか
目次
序 章
第1章 複数の位相を持つ「殉教」
──概念の歴史化
古代教会における「殉教」概念の発生/殉教思想の日本への流入/絶対的悪を規定する迫害/力の逆転の思想としての殉教/16〜17世紀における「殉教」概念/西欧言語圏における「殉教」研究の方法論/日本語による「殉教」言及/殉教と歴史認識――宣教言説の受容と反発の狭間で/「殉教」という訳語の誕生/近代以降の「殉教」言説のゆくえ/殉教の様々な位相
第2章 日本の殉教者の初めての聖性公認
――長崎二十六殉教者の列福過程
「聖人」を生む制度――「列聖」と「列福」/列福開始以前のフランシスコ会とイエズス会の対立/フランシスコ会の殉教顕彰の伝統/迫害での逃避について(De fuga in persecutione)――イエズス会宣教における初期の殉教観/列福過程の最初の段階――「情報と尋問の裁判」 /二十六人中のイエズス会関係者/「信仰への憎しみ」の確認/日本のキリスト教徒からの列福嘆願書/慶長遣欧使節/列福過程の再開/教会裁判(1621〜22年)における質問条項/長崎裁判/裁判をすっぽかす人たち/イエズス会と殉教伝1――モレホン/イエズス会と殉教伝2──マテウス・デ・コウロス/メキシコ・プエブラにおける教会裁判/裁判記録と教皇庁裁判所/イエズス会と托鉢修道会の対立の政治問題化/列福/列福後の現象──信仰の盛り上がりと普及活動/クリストヴァン・フェレイラのフェイク・ニュース/イエズス会と列福候補者/ベネディクト十四世と長崎二十六殉教者の特異性
第3章 聖遺物
──殉教者の旅する聖性
日本で希求された聖遺物/信者の命がけの回収と聖遺物の意識的な破壊/キリシタン版における聖遺物/日本の文化的文脈における遺骸/日本に運ばれたヨーロッパの聖遺物/霊的な勢力圏を刻む聖遺物/聖遺物と勢力圏/「現地」産の新たな聖遺物の出現――ザビエルの聖遺物信仰/聖遺物の集積地・マカオ/ヨーロッパへ旅する聖遺物についての相反する資料/ヨーロッパにおける日本の聖遺物/ペドロ・バウティスタの二つの頭蓋骨/真正性と同時代性の間/殉教伝、絵画、演劇――広義の聖遺物入れ
第4章 日本の ほか
商品詳細
- 出版社名
- 名古屋大学出版会
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。