議会共和政の政治空間 フランス第三共和政前期の議員・議会・有権者たち

谷口良生/著

発売日:2023年3月

  • 議会共和政の政治空間 フランス第三共和政前期の議員・議会・有権者たち
  • 議会共和政の政治空間 フランス第三共和政前期の議員・議会・有権者たち
ページ数
18,594p
ISBN
978-4-8140-0461-4
著者情報
谷口 良生(タニグチ リョウセイ)
明治大学文学部専任講師。博士(文学)(京都大学)。1987年鹿児島県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了、日本学術振興会特別研究員SPDを経て現職

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商品説明

議会共和政とは何であったのか。第三共和政前期を舞台に議会共和政の本質を問う。議員の経歴や兼任、地方議会の政治化、議員と有権者のつながりに焦点をあて、議会史を国会のみから語る従来の見方に修正を迫る。

フランス第三共和政前期(1870-1914年)を舞台に、議会共和政とは何であったかを問う。議員たちの政治的経歴と政治の専門職化、議員職の兼任、地方議会の「政治化」、議員と有権者との社会的・文化的つながりに焦点を当て、地方議会にまで広がる議会政治の空間を描くことで、議会史を国会のみから語る従来の見方に修正をせまる。

目次

口 絵
  凡 例

はじめに――議会共和政としての第三共和政

第一章 近現代フランス史における「議会史」――第三共和政前期の議会史研究の展開と課題
はじめに
第一節 古典的政治史のなかの議会(同時代〜一九七〇年代)
第二節 プロソポグラフィの普及とその影響(一九五〇年代〜)
第三節 議会史研究の道へ(一九八〇年代〜現在)
第四節 研究分野としての「議会史」の誕生
おわりに

第二章 第三共和政期の議員職とブーシュ=デュ=ローヌ県
はじめに
第一節 各議員職に関する法的規定
第二節 第三共和政前期のブーシュ=デュ=ローヌ県
おわりに

第一部 議会共和政と議員たちの世界

第三章 議員職の歴任――政治的経歴の形成と歴史的意義
はじめに
第一節 ブーシュ=デュ=ローヌ県選出議員の政治的経歴
第二節 二種類の国会議員――地元議員と非地元議員
第三節 地元議員か非地元議員か
第四節 政治的経歴を形成する意味
おわりに

第四章 議会活動の規範と「政治の専門職化」――下院における常任委員会制度の導入
はじめに
第一節 常任委員会制度をめぐる下院での議論
第二節 議会活動の規範の主体
第三節 議会活動の変遷――第四立法期と第七立法期における委員会の活動を例に
おわりに

第五章 議員職の兼任と「議会政治の空間」――ブーシュ=デュ=ローヌ県における兼任をめぐる実践
はじめに
第一節 ブーシュ=デュ=ローヌ県における議員職の兼任
第二節 保守派との争いと共和派議員による兼任――一八七〇年代における兼任議員
第三節 急進派の時代と兼任回避――一八八〇年代における兼任議員
第四節 兼任を通じた共和派と社会主義派の闘争――一八九〇年代以降のマルセイユを事例に
第五節 兼任と「議会政治の空間」
おわりに

第六章 議員職の兼任をめぐる「自由主義体制」――法的規制と兼任批判の限界
はじめに
第一節 第三共和政前期における議員職の兼任
第二節 下院における兼任禁止法案の議論
第三節 兼任回避 ほか

商品詳細

シリーズ名
プリミエ・コレクション 121
出版社名
京都大学学術出版会
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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