生態人類学は挑む MONOGRAPH4「自給自足の生態学 ボサビの人びとのオートポイエーシス」

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巻の著者
小谷真吾/著
巻の書名
自給自足の生態学 ボサビの人びとのオートポイエーシス
ページ数
327p
ISBN
978-4-8140-0358-7
著者情報
小谷 真吾(オダニ シンゴ)
千葉大学文学部教授。千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了、博士(学術)

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商品説明

「完結」した小さな村は、広大な世界を包む多面体である。彼らが世界をみるまなざしで私も世界を見てみたい―なにが社会を形作っているのか、そのシステムの綾を解きほぐせば、彼らのまなざしを垣間見ることができる。「世界システム」を構想してしまった私たちが見過ごしている風景の重層性を、パプアニューギニア・ボサビの人びとが営む自給自足の生活から描き出す。

パプアニューギニア・ボサビの人びとが営む倒木放置畑を中心とする自給自足の生活。そこだけで循環する社会が持続する仕組み=「オートポイエーシス」(自己組織化・自己言及)を構成するシステムを選り出してみると彼らの価値体系の全景がみえてくる。彼らの「目」と人間世界の重層性をとらえる、システム論と生態人類学の新たな試み。

目次

まえがき

第1章 ボサビの人びとに出会う
 1 ボサビの人びと
 2 シバラマに暮らしてみる
 3 生態人類学的調査
 4 調査をやり直す
 5 システムについて
 6 ニューギニア高地周縁というフィールド
 7 フィールドあるいはシステムの内と外

第2章 ロングハウスに住まう
 1 シバラマのロングハウス
 2 ロングハウスコミュニティ
 3 ロングハウスコミュニティの移動
 4 ボサビとは何か? シバラマとは何か?
 5 世帯の家に住まう

第3章 バナナを栽培する
 1 バナナは主食である
 2 倒木放置畑
 3 マグか「バナナ」か
 4 バナナ再考
 5 倒木放置畑システム
 6 倒木放置畑のレジリエンス

第4章 サゴを打つ
 1 サゴ打ちは生業である
 2 サゴヤシ利用
 3 サツマイモ栽培
 4 狩猟採集
 5 生業活動時間
 6 生産の季節性
 7 生産性
 8 サツマイモ畑とシバラマ村
 9 複数の生業システム、複数の社会システム

第5章 イヌと移動する
 1 ボサビのイヌ
 2 ニューギニア・シンギング・ドッグ
 3 オセアニアにおけるイヌの分布と考古学的・生物学的知見
 4 ボサビのイヌの系譜学
 5 イヌとドメスティケーションとエコシステム
 6 ボサビの人びとはどこから来たのか

第6章 ブタを購う
 1 畑を荒らしたブタ
 2 ボサビのブタ飼養
 3 ニューギニアにおけるブタ飼養
 4 貨幣経済と出稼ぎ
 5 婚資とブタ
 6 「畑を荒らしたブタ」の事例
 7 ブタの消費
 8 貨幣経済とブタ売買
 9 世界システムの中のロングハウスコミュニティ

第7章 共に食べる
 1 ボサビの人びとは同じものを食べているか?
 2 恐るべきセイ
 3 セイに対処する
 4 オダニはセイを放つのか?
 5 子どもの食事
 6 子どもへの食物分配

第8章 人を数 ほか

商品詳細

出版社名
京都大学学術出版会
サイズ
21cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

注意事項

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