災害〈後〉を生きる 慰霊と回復の災害人文学
発売日:2023年3月
- ページ数
- 273p
- ISBN
- 978-4-7877-2208-9
- 著者情報
- 李 善姫(イ ソンヒ)
1994年来日。東北大学男女共同参画推進センター講師。博士(国際文化学)。文化人類学専攻。日韓の結婚移住女性の研究を通して、それぞれの社会におけるジェンダー規範や多様性について考察している。東日本大震災の際は、被災地に住む外国人住民の被害状況と復興に関する調査・分析を行った
高倉 浩樹(タカクラ ヒロキ)
1968年生まれ。東北大学東北アジア研究センター教授。専門は社会人類学、シベリア民族誌
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商品説明
未曾有の大震災から10余年。大きな喪失感を抱えた人びとと共同体は、災害の記憶をどのようにとらえ、慰霊と回復に向き合ってきたのか。国内外の人類学、民俗学、宗教学などの研究者が、被災地と人びとの「再生」に向けた歩みを見つめる。
未曾有の大震災から10余年。
大きな喪失感を抱えた人びとと共同体は、災害の記憶をどのようにとらえ、慰霊と回復に向き合ってきたのか。
国内外の人類学、民俗学、宗教学などの研究者が、被災地と人びとの「再生」に向けた歩みを見つめる。
◎執筆陣
・本編……李善姫/木村敏明/大村哲夫/セバスチャン・ペンメレン・ボレー/フラヴィア・フルコ/坂口奈央/アリーン・エリザベス・デレーニ/ユリア・ゲルスタ
・コラム……門馬 健/安田容子/福田 雄/小谷竜介/瀧川裕貴/呉屋淳子/山口 睦/門廻充侍/蝦名裕一
目次
序論 慰霊と回復の災害人文学……李善姫
1 災害による「コミュニタス」と「創造的復興」
2 慰霊、伝承、コミュニティ再生
3 本書の特徴とコラムの位置づけ
第I部 震災と記憶と慰霊??どのようにメモリアル化するのか
第一章 東日本大震災後における地方自治体の慰霊・追悼行事……木村敏明
1 はじめに
2 どの自治体が慰霊・追悼行事を行ったか
3 仏教民俗に根ざした慰霊・追悼行事
4 臨時的儀礼から周期的儀礼へ
5 おわりに
第二章 非合理と慰霊??東日本大震災と死児におくる卒業証書……大村哲夫
1 はじめに??私たちは合理的に生きているだろうか
2 死児に卒業証書を授与するということ
3 おわりに
第三章 破壊と復興の狭間で??東日本大震災メモリアル・ランドスケープの過渡性について……セバスチャン・ペンメレン・ボレー
1 はじめに
2 東日本大震災の余波
3 私有地、庭、個人祭壇
4 NGO、死、記念
5 犠牲になった市民の慰霊碑建立に向けた活動
6 「手を合わせる場所」、宗教をめぐる政治的駆け引き
7 結論??メモリアル・ランドスケープの創造と変容
第II部 景観の変化と記憶の風化、そして伝承
第四章 東日本大震災後の「語り部」??集合的記憶の交渉と復興プロセスおよび災害教育支援……フラヴィア・フルコ
1 はじめに
2 震災後の語り部に関する背景
3 東北の語り部
4 場所を語る??南三陸町の例
5 語り部の組織化と話す権利
6 進行中の集合的記憶とトラウマのプロセス
7 結論
第五章 被災者の記憶と葛藤??なぜ震災遺構を解体したいのか……坂口奈央
1 震災遺構をめぐる議論の本格化
2 解体に至る経緯
3 多様で断片的な記憶
4 解体を望む被災者にとっての震災遺構
第六章 東日本大震災後の日本における変化した(文化的)景観??海岸線の変化が「場所への愛着」に及ぼす影響……アリーン・エリザベス・デレーニ
1 はじめに
2 災害後の対応を理解する
3 文化的景観??海 ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 東北アジア研究専書
- 出版社名
- 新泉社
- サイズ
- 21cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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