シニカルな祭典 東京2020オリンピックが映す現代日本
発売日:2023年2月
- ページ数
- 176,4p
- ISBN
- 978-4-7710-3699-4
- 著者情報
- 阿部 潔(アベ キヨシ)
1964年名古屋市生まれ。現在、関西学院大学社会学部教授。専攻は、社会学、カルチュラル・スタディーズ、メディア/コミュニケーション論
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商品説明
あれはなんだったのか―数多くの不祥事と疑惑を抱え、コロナ禍のなか「なんとなく」流されるかのように開催され、閉会とともに忘却されてゆく東京2020オリンピック。この“シニカルな祭典”の在り様は、“わたしたち”の姿を、日本社会が抱える“不都合な事実”を、はからずも先鋭に映し出していた。本書は、そこに蠢く“なにか”を浮かび上がらせるとともに、ユートピアへの想像力を手がかりに、シニカルな今の先に未来の“希望”を模索する。
あれはなんだったのか――
数多くの不祥事と疑惑を抱え,コロナ禍のなか「なんとなく」流されるかのように開催され,閉会とともに忘却されてゆく東京2020オリンピック.この〈シニカルな祭典〉の在り様は,〈わたしたち〉の姿を,日本社会が抱える〈不都合な事実〉を,はからずも先鋭に映し出していた.
本書は,そこに蠢く〈なにか〉を浮かび上がらせるとともに,ユートピアへの想像力を手がかりに,シニカルな今の先に未来の〈希望〉を模索する.
目次
はじめに
序 章 東京2020オリンピックと〈わたしたち〉
あれはなんだったのか
「どうかしている」ことの繰り返し
〈わたしたち〉の自画像
「ホラー」の顛末?
第1章 大会のゆくえ─ネット世論とメガイベント
惹きつけられる〈わたしたち〉
メガイベントとメディアの相性の良さ
約束された未来の誘惑
「参加している感」のリアル
幻滅のはじまり
イベント=出来事への感性
第2章 危機と祝祭の表象――開閉会式パフォーマンス
開会式――United by Emotion
「アスリート・センタード」の真意
閉会式――Worlds We Share
社会的意義と多様性
不可思議な式典の背景
可能性のありか
第3章 祭典のただ中で――不可思議なパラレルワールド
開催までの道のり
開幕後の情勢
閉幕後のメディア報道
「パラレルワールド」としてのオリンピック/コロナ禍
第4章 喧騒のあとで――落ちた「憑き物」
いつものオリンピック?
余韻のなさ
話題/ネタのゆくえ
主催者たちの言葉
「憑き物」としての東京大会
グローバルな「金持ち」
第5章 世論の背景――「もやもや感」の記号論
なにを見ていたのか――理想?現実の軸
なにが問われていたのか――賛成?反対の軸
なにを優先していたのか――祝祭?危機の軸
どこで体験していたのか――リアル?ヴァーチャルの軸
なにを評価していたのか――開催?結果の軸
だれ/なにが主人だったのか――憑かれる?つかむの軸
潜在的対抗の失効――「反対」はなぜ力を持ち得ないのか
第6章 シニカルな大会――浮かび上がる〈なにか〉
複合項が映し出すもの
中立項が映し出すもの
「シ ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 関西学院大学研究叢書 第249編
- 出版社名
- 晃洋書房
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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