福沢諭吉の初期思想 近代的概念の受容と変容
発売日:2022年8月
- ページ数
- 191p
- ISBN
- 978-4-7664-2838-4
- 著者情報
- 姜 兌〓(カン テユン)
1987年、韓国蔚山生まれ。2021年、慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。博士(法学)(慶應義塾大学)。専門は近代日本政治思想史・政治史、近代朝鮮史。現在、慶應義塾大学法学部非常勤講師、慶應義塾福澤研究センター調査員
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商品説明
翻訳者・福沢諭吉は、何を、どのように訳し、何を訳さなかったのか。幕末〜明治初年、福沢諭吉が西洋の近代知を自家薬籠中の物とする過程を丹念に辿る。
▼翻訳者としての福沢諭吉は、何を、どのように訳し、何を訳さなかったのか。
幕末〜明治初年、福沢諭吉が読み込んだ西洋の書籍と、それを翻訳・翻案して刊行した書籍の文章とを丹念に検討し、そこにあらわれる翻訳思想、西洋の近代的概念の受容・変容過程を読み解く。
※著者名の「テユン」は、「兌?」です。
目次
序
凡例
第1章 人種観――S. A. ミッチェル問題
一 はじめに
二 福沢とミッチェル
(一) School Geography と New School Geography
(二) 初期福沢の問題意識とミッチェル
(三) ミッチェルの人間観
1 宗教
2 人種観
(四) 福沢の初期著作にあらわれるミッチェルの影響
三 福沢の継承と削除
(一) 継承
(二) 削除
四 おわりに
第2章 人間観――権利、義務、労働
一 はじめに
二 『西洋事情』外編
(一) 『西洋事情』外編と『政治経済学』
(二) 政治的人間観と経済的人間観
(三) 権利と義務
1 権利、そして文明社会の尺度としての自由
2 義務としての経済的独立と遵法
3 社会の領域に編入した経済領域:私有
(四) まとめ
三 『西洋事情』二編「巻之一」
(一) 『イギリス法釈義』における権利と義務
1 「人間の通義」
2 権利と義務の相互性
(二) 「収税論」
(三) まとめ
四 労働問題:学問と労働
(一) 『政治経済学』と『学問のすゝめ』においての労働
1 労働認識
2 単純労働と知的労働
3 スキル獲得
(二) まとめ
五 おわりに
第3章 中産層育成構想
一 はじめに
二 福沢の中産層育成構想
三 中産層への着目過程
(一) 『西洋事情』にあらわれる「中人」、「中等」
(二) 自身の経験
四 福沢の中産層構想の特徴
(一) 中産層と「学者」
(二) 「富」と「学問」と「慶応義塾」
(三) 中産層育成活動
五 おわりに
商品詳細
- 出版社名
- 慶應義塾大学出版会
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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