ほんとうの「食の安全」を考える ゼロリスクという幻想
発売日:2021年12月
- ページ数
- 230p
- ISBN
- 978-4-7598-2507-7
- 著者情報
- 畝山 智香子(ウネヤマ チカコ)
宮城県生まれ。東北大学大学院薬学研究科博士課程前期2年の課程を修了。薬学博士。現在、国立医薬品食品衛生研究所安全情報部長。専門は薬理学、生化学
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商品説明
食をめぐるさまざまな情報から、信頼に足るものをどう見分けるか。メチル水銀、トランス脂肪酸、メラミンなど、実際の事例を参照しながら、残留農薬の基準値の設定の仕方やその値の意味、発がん物質のリスク評価の方法などをくわしく解説。食の安全情報を読み解くポイントをおさえる。
目次
"第1章 「基準値」はいかに決まるか
一 残留農薬はすべて""危険""なのか?(毒性影響を確認する実験/一日許容摂取量/最大残留基準値/基準値違反は安全性に問題があるのか/回収・廃棄は正しい対応なのか/農薬のばく露量評価/日本の対応に改善を望む)
二 天然は常に""安心""なのか?(食品添加物の基準値違反/天然添加物/天然だから安心なのか/安全側にどれだけ余裕をもたせるか)
●コラム1 安全性試験における優良試験所規範とガイドライン
三 安全基準は厳しければよいのか?(タマネギがもし食品添加物だったら/ジャガイモに含まれる配糖体がもし残留農薬だったら/遺伝子組換え食品の安全性)
●コラム2 レギュラトリーサイエンスとはなにか
四 参考にする値はなにを用いたらよいのか?(中国製冷凍餃子事件/メタミドホスの影響が出る量/残留農薬の基準は中毒症状の値に当てはまらない/日本での毒物混入事件)
第2章 発がん物質のリスクの大きさをどう考えるか
一 発がん性とはなにか(「発がん性がある」という言葉の意味/注意すべきは遺伝毒性発がん物質/発がん物質のリスクを比較する/カビ毒と臭素酸カリウムのどちらが危険?)
●コラム3 動物実験での「発がん性」の定義
二 発がん性のリスク評価(遺伝毒性発がん物質の評価方法/MOEの計算方法/遺伝毒性のリスクをどう評価するか/微量でも発がん物質は危険か/マラカイトグリーンの危険な摂取量/マラカイトグリーンに発がんリスクはあるのか)
●コラム4 化学発がんの歴史
三 健康的な食生活にもっとも大切なことはなにか?(障害調整生存年の損失原因/日本での推定/一般の人は発がんリスクをどう受け止めているか/がん予防のためにできること)
●コラム5 Alar
第3章 食品のリスクアナリシスはどのようになされているか
一 魚中メチル水銀のリスクアナリシス
●コラム6 リスクコミュニケーションの一方法としてのパブリックコメント募集
●コラム7 安全性が高いと小さいリスクが問題視される
二 トランス脂肪酸のリスクアナリシス
ほか"
商品詳細
- シリーズ名
- DOJIN文庫 006
- 出版社名
- 化学同人
- サイズ
- 15cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
注意事項
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