王朝物語のために

坂本信道/著

発売日:2022年8月

  • 王朝物語のために
  • 王朝物語のために
ページ数
276p
ISBN
978-4-7576-1034-7
著者情報
坂本 信道(サカモト ノブユキ)
1963年、福岡県小倉市生まれ。九州大学文学部国語学国文学科卒業、九州大学大学院文学研究科国語学国文学専攻博士課程満期退学。現在、京都女子大学文学部国文学科教授。平安朝文学専攻。博士(文学)。九州大学

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商品説明

詠んだ、書いた、拡散させた。紀貫之も紫式部も和泉式部も、そのほか多くの逸名の平安時代の作者たちは、ひとりひとりが和歌・物語・日記すべてをこなしていたのだから、近代学問の所産である文学史の枠組みを一度取っ払ってみてはどうか、というのが著者の作品に向かう姿勢の根本にある。女流日記の嚆矢とされる『土佐日記』を、男性官人による漢籍中心の文芸活動の延長線上に生まれた戯作と捉え、『和泉式部日記』は敦道親王の文芸活動として公開を前提に作られたなど、文学史の常識を覆す論考や、『うつほ物語』『源氏物語』『夜の寝覚』が音楽伝承譚という視点から一つの水脈を形成していることを解き明かすなど、作品の構想研究が文学史たりうることを論証。書き下ろし二編と、芥川龍之介の王朝取材についての掌編も加え、平安朝文学の異世界へ誘う逸聞を集成した一冊。

『土佐日記』や『和泉式部日記』についての文学史の常識を覆す論考や、『うつほ物語』『源氏物語』『夜の寝覚』が音楽伝承譚という視点から一つの水脈を形成していることを解き明かすなど、作品の構想研究が文学史たりうることをあざやかに展開。文学史に溺れた読みから解放し、作品を再布置する論文集。

商品詳細

シリーズ名
研究叢書 547
出版社名
和泉書院
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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