二極化する学校 公立校の「格差」に向き合う
発売日:2021年9月
- ページ数
- 325p
- ISBN
- 978-4-7505-1708-7
- 著者情報
- 志水 宏吉(シミズ コウキチ)
1959年兵庫県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。東京大学教育学部助教授を経て、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専攻は、学校臨床学、教育社会学。著書多数
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商品説明
「選ばれる学校」、「選ばれない学校」の分断を乗り越えるために。「学校選択の自由と多様化」を名目にすすむ公立校の統廃合。そして、社会的・経済的に「学びの機会」に恵まれない子どもたち―「新自由主義」に導かれた現下の教育システムにメスを入れ、公教育のより良い未来のために新たな道を探る提言の書。
《「選ばれる学校」、「選ばれない学校」の分断を乗り越えるために》
「学校選択の自由と多様化」を名目にすすむ公立校の統廃合。そして、社会的・経済的に「学びの機会」に恵まれない子どもたち――。
「新自由主義」に導かれた現下の教育システムにメスを入れ、公教育のより良い未来のために新たな道をさぐる提言の書。
《教育は、だれのものなのか》
機会均等により学力向上を追求した戦後の「メリトクラシー」から親の経済力と価値観が子どもの学力を決める「ペアレントクラシ―」へ。
学区制廃止、中高一貫校の導入などで広がる学校の二極化と学力格差……。
教育という公共財が明らかに機能不全を起こすなか、今こそ考えるべきこととは。そして、進むべき道とは。
《「公正」の原理こそが、公立学校を蘇生させる》
PISA(OECD生徒の学習到達度調査)で上位成績を収める国々は、いずれも学力格差を縮める施策を採っている。しかし、日本では格差是正の動きはほとんど見られない。「成果主義」「競争主義」を掲げる方向性が変わらなければ、教育現場での努力にもおのずと限界がある。
「卓越性を求める教育」から「格差をなくす教育」へと舵を切るために、今できることとは何か?
<岐路に立たされた「戦後教育」のその先を見据えて>
目次
■ まえがき
〈I部〉
1章 メリトクラシーからペアレントクラシーへ
1 大きな歴史の流れの中で
2 学校の二極化とは何か?
3 学校教育は公共財か、私的財か
4 公正と卓越性――関係性の変容
2章 新自由主義的教育改革とは何なのか?
1 そもそも新自由主義とは
2 新自由主義的教育改革の典型例――サッチャー教育改革について
3 日本への導入
4 新自由主義をめぐるせめぎあい
〈II部〉
3章 お受験狂想曲――卓越性をめぐる親子ぐるみのたたかい
1 はじめに
2 「教育を選ぶ」人とはだれか
3 中学受験
4 習い事
5 「お受験」の現状
6 「お受験」を支える人々
4章 学校選択制のいま
1 イギリスの教育は動いていた!
2 日本の学校選択制の草分け――品川区の事例
3 学校選択制の盛衰
4 遅れてきた大阪市?!
5 考察――根づかなかった学校選択
5章 小中学生の学力格差――学校間格差の顕在化
1 「学力の二極化」から「学校の二極化」へ
2 「2こぶラクダ」化の克服――「効果のある学校」の存在
3 国際学力データによる学校間格差の検討
4 学力向上策との関係性――茨木市の事例から
5 学校選択との関係性――大阪市の事例から
6章 高校の学区制――高校教育の変動の視点から
1 戦後高校教育の発足――高校三原則
2 学区制の歴史的変遷の全体像
3 高校教育の展開のなかで――1950年代から90年代まで
4 21世紀に入ってからの大きな変化
5 まとめ――本音が理念を上回る
7章 高校教育の現在――卓越性と公正のはざまで
商品詳細
- 出版社名
- 亜紀書房
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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