ゲノム裁判 ヒト遺伝子は誰のものか

  • ゲノム裁判 ヒト遺伝子は誰のものか
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ページ数
474,52p
ISBN
978-4-622-09679-5
著者情報
コントレラス,ジョージ L.(コントレラス,ジョージ L.)(Contreras,Jorge L.)
ユタ大学法学教授およびヒト遺伝学兼任教授。知的財産法と科学政策に加え、遺伝学とゲノム科学に関する法律について、研究・教育を行っている。アメリカ政府諮問委員会の委員として、連邦議会で特許法に関する証言を行った経験がある

上原 直子(ウエハラ ナオコ)
翻訳家。桐朋学園芸術短期大学演劇専攻を卒業

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商品説明

特許を持つバイオ企業。遺伝子検査の適正な価格を求める患者。基礎研究への影響を懸念する研究者。新しい科学への法律判断に携わる判事。そして、「遺伝子の所有権」という発想に疑問を抱く人たち。ステークホルダーたちの利害関係、信念、そして法理が複雑に絡み合う。世界じゅうが注目した裁判の内幕。「ヒト遺伝子に特許は認められるのか?」2013年、アメリカ。合衆国最高裁は、この問いに歴史的判断を下した―。徹底的な取材に基づいた法廷ノンフィクション!

科学技術の発展は、人類にとって歓迎すべきことだが、その利用が重大な人権問題につながる場合もある。嘘発見器による冤罪事件や、警察の捜査に利用されるDNA鑑定技術がはらむ諸問題、遺伝子情報を根拠にした差別的扱いなどが代表的だ。
アメリカ自由人権協会(ACLU)科学顧問のターニャ・シモンチェリは、協会が管轄する、科学と人権が交わるこうした問題に、科学的助言を行う立場にあった。そんな彼女は2005年のある日、同僚にこんな相談をする。「<遺伝子特許>には問題がある」。この小さな相談が、世界中の注目を集める歴史的裁判のはじまりだった――。
「ヒト遺伝子に特許は認められるのか?」
このシンプルな問いに、合衆国最高裁が審判を下したのは2013年。足かけ8年の舞台裏には、がん患者や疾患の遺伝的保因者、研究の自由を求める科学研究者、特許で利益を得るバイオ業界、そして原告・被告双方の訴訟弁護士や特許を承認してきた政府の人間、事件を裁く判事たちのさまざまな思いが交錯するドラマがあった。
一私企業がヒト遺伝子利用を独占する。長く定着していたこの慣行に初めて異を唱えた裁判の、手に汗握るドキュメンタリー。
巻末に事件の法的意義の著者解説を収録。

目次

序文

I 訴訟を起こす
第1章 誰を訴える?
第2章 らせんの中の世界
第3章 遺伝子の女王
第4章 リンカーン氏の船
第5章 ACLUの流儀
第6章 自然の産物
第7章 連邦議会
第8章 特許と言論の自由
第9章 パワー・オブ・ピンク
第10章 あなたは保険で守られています
第11章 BART
第12章 特許と原告
第13章 引き金を引く

II 法廷へ
第14章 有力者
第15章 SDNY
第16章 ニワトリと卵
第17章 政府の人間
第18章 ソロモンの裁き??赤ん坊を引き裂く
第19章 特許裁判所
第20章 マジックマイクロスコープ??魔法の顕微鏡
第21章 最後のひとり

III アメリカ最高位の裁判所
第22章 デジャヴ
第23章 エアフォース1
第24章 友の証
第25章 Oyez,Oyez,Oyez!
第26章 9対0
第27章 その後

解説――ミリアド社事件の(法的)意義

情報源について/謝辞/主な登場人物
人名索引/事項索引/原注/写真提供者

商品詳細

出版社名
みすず書房
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本
原題
原タイトル:GENOME DEFENSE

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