ネオレアリズモ イタリアの戦後と映画

岡田温司/〔著〕

発売日:2022年5月

  • ネオレアリズモ イタリアの戦後と映画
  • ネオレアリズモ イタリアの戦後と映画
ページ数
334,32p
ISBN
978-4-622-09095-3
著者情報
岡田 温司(オカダ アツシ)
1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都大学名誉教授。現在、京都精華大学教授。専門は西洋美術史・思想史

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商品説明

素人役者の起用、野外ロケなど、革新的な手法で“生きられる現実”を綴り映画史に輝く名作群を、映像・宗教・社会・風景から観る。長靴の半島の地図を片手に。

戦争とファシズムを生き抜いたイタリアで生まれた、新しいリアリズムの潮流、ネオレアリズモ。
デ・シーカ(『自転車泥棒』『ウンベルト・D』)、ロッセリーニ(『無防備都市』『戦火のかなた』)など名だたる監督たちによる作品群として知られるが、その中心にいたのは、デ・シーカの共作者であり、数々の作品を世に送り出した脚本家・製作者チェーザレ・ザヴァッティーニである。
素人役者の起用、子供を主役に据えること、野外ロケーションなどの偶然に開かれた撮影手法によって、市井の人々の、生きられる現実をつづるネオレアリズモは、同時代のフランスの映画批評家バザンにより「俳優も、物語も、演出も存在しない、現実そのものという美学的幻想の内にある映画」と称賛され、ドゥルーズにより「純粋な光学的状況」と評された。それは映画の究極の夢であるとしても、ネオレアリズモは「純粋映画」の神話にとどまるものではない。
ネオレアリズモを映画理論の枠組みから解き放ったとき、イタリアの土地の方言としてのネオレアリズモが立ち現れてくる。本書は、長年にわたりイタリアに魅入られ、探究してきた西洋美術史家による、ネオレアリズモ再訪への招待状である。

目次

はじめに
第1章 ネオレアリズモとは何か
第2章 ファシズム、レジスタンス
第3章 ヴァチカンとカトリシズム
第4章 ロケーション、あるいは風景と人間
第5章 子供のまなざし
第6章 イタリア式コメディ
おわりに

近現代イタリア社会史略年譜
参考文献
フィルモグラフィー
人名索引

商品詳細

出版社名
みすず書房
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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