パッシング/流砂にのまれて
発売日:2022年3月
- ページ数
- 411p
- ISBN
- 978-4-622-09074-8
- 著者情報
- ラーセン,ネラ(ラーセン,ネラ)(Larsen,Nella)
ハーレム・ルネサンス期を代表するアフリカ系アメリカ人女性作家。1891年シカゴに生まれる。母はデンマーク出身(白人)、父は西インド諸島出身(黒人)。幼少時の1895‐98年、デンマークに滞在。1908年テネシー州のフィスク大学附属師範学校に入学するが、一学年で退学となる。1908‐12年ふたたびデンマークに滞在。帰国後、リンカーン病院附属看護師訓練校に入学、15年看護師免許を取得。19年、物理学者エルマー・S・アイムズと結婚。26年短編小説「人違い」と「自由」を雑誌に発表。28年長編小説「流砂にのまれて」、29年「パッシング」を発表し、高い評価を得た。30年発表して短編小説「サンクチュアリ」に剽盗疑惑が持ち上がるなか、文学上の業績により黒人女性として初めてグッゲンハイム奨学金を授与され、32年1月までヨーロッパに滞在。33年離婚、ハーレムを去ったのちは、63年に退職するまで病院で看護師として働き、64年、25年間住んだアパートでひとり世を去った。享年72歳
鵜殿 えりか(ウドノ エリカ)
アメリカ文学研究者。愛知県立大学名誉教授。著書に『トニ・モリスンの小説』(2015、彩流社、日本アメリカ文学会賞)など
セブン-イレブン受取り(送料無料)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
宅配(送料¥550税込)
発送目安
発売日(発売日以降は当日)~2日で発送
交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。
商品説明
安定を求めながら安全でない人生ばかり選んでしまう―。黒人文化が開花、街にジャズとダンスが溢れた1920年代N.Y.。人種の境界線を越えた女達の苦難と恍惚。
1920年代ニューヨーク。アフリカ系アメリカ人による初の文化運動「ハーレム・ルネサンス」が花開いた。彼らは黒人独自の文化アイデンティティを追求し、ジャズ音楽や文学活動、ダンス・パーティや集会で街は活気づいた。本書はこの期の最高傑作とされる小説二編を収める。
「パッシング」とは、肌の色の白い黒人が自らを白人と称して行動する実践である。幼なじみの女性が再会する。どちらもパッシングができるほど肌が白いが、アイリーンは黒人社会で堅実な家庭を築き、クレアは黒人であることを隠して白人と結婚生活を送っていた。クレアが子ども時代に暮らしていた黒人コミュニティに惹かれ、再接近したとき、事件が起きる。
「心から欲しいと思うものを手に入れるためには、何でもする人間なのよ、わたしは」(『パッシング』)。
作者の自伝的要素が色濃いデビュー作『流砂にのまれて』は、デンマーク人の白人の母、西インド諸島生まれの黒人の父をもつヘルガの遍歴を描く。「人種」の枠にも伝統的価値観にも宗教にも収まらない彼女は、カラーラインのみならず、いくつものラインの越境者であった。
苛烈な現実の中の生と性を繊細に描いた文学作品にして、ジェンダー・人種・差別・LGBT問題の必読書。
目次
関連地図
パッシング
第一部 出逢い
第二部 再会
第三部 フィナーレ
流砂にのまれて
訳者解説
商品詳細
- 出版社名
- みすず書房
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:PASSING
注意事項
- 本の帯に関して
- 帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。 - 版・表紙について
- 版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。