日本古代の仏教者と山林修行
発売日:2021年8月
- ページ数
- 605,24p
- ISBN
- 978-4-585-31003-7
- 著者情報
- 小林 崇仁(コバヤシ ソウジン)
1973年、長野県岡谷市生まれ。1997年、慶應義塾大学文学部哲学科倫理学専攻卒業。2002年、大正大学大学院文学研究科仏教学専攻博士後期課程単位取得満期退学。2018年、博士(仏教学)学位取得。大正大学綜合佛教研究所、智山伝法院、大正大学非常勤講師、慶應義塾大学非常勤講師などを経て、現在、蓮花寺佛教研究所研究員、真言宗智山派平福寺住職
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商品説明
外来の宗教である仏教は、その伝来より、広く日本の社会・文化に影響を与えてきた。なかでも、山林に分け入っての修行は、仏教創始以来の伝統として時代を通じて行われてきた。仏教伝来から間もない古代日本において、山林修行はどのように行われ、どのような宗教的意義を有していたのか。奈良から平安初期において山林修行を実践した泰澄、報恩、満願、施暁、玄賓、聴福、勝道、徳一、勤操の九名の事績を考察、加えて、山林修行における諸種の形態・様相を諸資料をもとに描き出すことで、日本古代の山林修行の総体を明らかにする。
外来の宗教である仏教は、その伝来より、広く日本の社会・文化に影響を与えてきた。
なかでも、山林に分け入っての修行は、仏教創始以来の伝統として時代を通じて行われてきた。
仏教伝来から間もない古代日本において、山林修行はどのように行われ、どのような宗教的意義を有していたのか。
奈良から平安初期において山林修行を実践した泰澄、報恩、満願、施暁、玄賓、聴福、勝道、徳一、勤操の九名の事績を考察、
加えて、山林修行における諸種の形態・様相を諸資料をもとに描き出すことで、日本古代の山林修行の総体を明らかにする。
目次
序 論
一、本書の視座と課題
(1) 研究の対象
(2) 用語の確認
(3) 仏教における山林修行の伝統
(4) 日本古代における山林修行の概要
(5) 先行研究の動向
(6) 「自然智宗」をめぐって
(7) 本書の課題
二、本書の方法と構成
(1) 研究の方法
(2) 各部章の概要
第一部 山林修行の先駆者たち
第一章 泰澄―泰澄伝に見る山林修行者像―
はじめに
一、問題の所在
(1) 『泰澄和尚伝』の説く泰澄の人物像
(2) 先行研究における評価
二、泰澄に関する別伝
(1) 異なる3系統の伝―『泰澄和尚伝』『法華験記』『本朝神仙伝』―
(2) 3つの伝をふまえた僧伝―『元亨釈書』『真言伝』―
(3) そのほか中央の学匠・学僧による別伝
三、泰澄の人物像
(1) 山林修行者
(2) 霊山開山者
(3) 遍歴修行者
(4) 神祇信仰者
(5) 密教信仰の先駆者
(6) 朝廷の護持僧
(7) 神仙的宗教者
(8) 法華経持経者
おわりに
第二章 報恩―報恩伝の史実性―
はじめに
一、報恩の動向
(1) 出自と出家
(2) 吉野での山林修行
(3) 観音呪の持誦
(4) 孝謙天皇の御病加持
(5) 十禅師
(6) 子嶋寺の建立
(7) 桓武天皇の御病加持
(8) 桓武天皇・皇后による子嶋山寺への援助
(9) 吉野金峯山の宝塔建立
(10) 遍歴修行
二、奈良期における報恩の位置
(1) 報恩伝承の学術的価値
(2) 当代における報恩の位置とその背景
(3) 後世への影響
商品詳細
- 出版社名
- 勉誠社
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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