もんぐらかっつあんの歌
発売日:2026年6月
- ページ数
- 32p
- ISBN
- 978-4-494-02356-1
- 著者情報
- 飯野 和好(イイノ カズヨシ)
1947年埼玉県秩父生まれ。絵本に「くろずみ小太郎旅日記」シリーズ(クレヨンハウス)、「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズ(福音館書店/その1で第49回小学館児童出版文化賞受賞)、『ふようどのふよこちゃん』(理論社)、『みずくみに』(小峰書店/第20回日本絵本賞受賞)、『おせんとおこま』(ブロンズ新社)、『ぼんとお山と羊のセーター』(偕成社/第70回産経児童出版文化賞タイヘイ賞受賞)、挿絵に「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社/第11回赤い鳥さし絵賞受賞)などがある。股旅姿で絵本の読み語り講演、ブルース・ハープ奏者としてのライブ活動など多方面で活躍する
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商品説明
埼玉県長瀞町の駅前広場。子どもたちの呼びかけに、「うろろーん うろろーん」ひょうきんな歌と踊りでこたえる「もんぐらかっつあん」。激戦の南方の島から復員し、家も家族も失った彼の瞳の奥には、深い悲しみが沈んでいました。作者が幼い日に見た実在の人物をとおし、歴史の隙間に消えゆく「戦争の目に見えない犠牲者」の姿を鮮烈に描いた、真実の物語。
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
八月は鎮魂の月です。
お盆には亡くなった人たちの御霊を思い、
広島長崎と原爆によってたくさんの命が犠牲になり、
ようやくにして長い戦争が終わったのも、八月です。
なので、どうしても八月になると、戦争で犠牲になった人たちのことを思っていまいます。
映画やドラマ、あるいはドキュメントなどで戦争が取り上げられることも多い。
飯野和好さんの絵本『もんぐらかっつあんの歌』もそんな一冊です。
でも、飯野さんは声高に戦争やそのことで犠牲となった人たちを描いているわけではありません。
絵本に登場する「もんぐらかっつあん」は、飯野さんが子供の頃、
故郷埼玉県の長瀞町の駅前広場でよく見かけた不思議なおじさんのことです。
おじさんは町なかでゴミを拾い集めて、駅前のゴミ箱に捨てていきます。
子供たちが「おーい、もんぐらかっつあん」と呼びかけると、
いつもひょうきんなおどりでこたえてくれます。
おじさんは東京の人で、戦争で南の島に送られ、大変なめにあって帰ってきたといいます。
でも、帰ってきても、空襲で家も家族もなくなっていました。
おじさんはそれから放浪の旅に出たそうです。
「とにかく戦争はだめだ」
おじさんはいいます。
そんなおじさんが月夜の夜、川で魚たちと戯れる場面こそ、
いのちの賛歌といえます。
生きていることを全身で表現する、もんぐらかっつあん。
そのあとで、もんぐらかっつあんは長瀞の町からいなくなります。
不思議なおじさんのことを思いつつ、
飯野さんはこの絵本を祈るように描いたように思えてなりません。(夏の雨さん 70代以上・埼玉県 )
商品詳細
- 出版社名
- 童心社
- サイズ
- 30cm
- 対象年齢
- 幼児
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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