戦争体験 一九七〇年への遺書
発売日:2021年6月
- ページ数
- 297p
- ISBN
- 978-4-480-51056-3
- 著者情報
- 安田 武(ヤスダ タケシ)
1922‐86年。東京生まれ。思想家、評論家。上智大学英文科在学中に学徒出陣。ソ連軍との戦闘を経て捕虜となる。復員後、法政大学国文科に転入学、のちに中退。出版社勤務ののち、評論家として独立。1964‐66年には思想の科学研究会会長をつとめた。日本戦没学生記念会(わだつみ会)の再建に尽力し、のちに常任理事
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商品説明
戦争体験の伝承ということ、これについては、ほとんど絶望的である―。少年期を日中戦争の戦時下に過ごし、大学在学中に徴兵され、ソ連軍の捕虜となり復員。異常で圧倒的であり、自らの現在を決定づけた戦争体験とその伝承の難しさについて、戦中派である著者が切々と書き綴る。戦後多くの知識人が、体験を思想化・体系化して後世に伝え、反戦・平和を訴える義務と責任を説くなかで、著者はその「語りがたさ」に固執しつづけた。屈辱や憤り、自責、虚しさ、喪失、死への誘惑…。時に感傷的で非生産的と批判されながらも、断片的で矛盾に満ちた自らの戦争体験に留まり、二十年をかけてその「無念」を問うた書。
わかりやすい伝承は何を忘却するか。戦後における戦争体験の一般化を忌避し、矛盾に満ちた自らの体験の「語りがたさ」を直視する。解説 福間良明
商品詳細
- シリーズ名
- ちくま学芸文庫 ヤ26-2
- 出版社名
- 筑摩書房
- サイズ
- 15cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
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