なぜ人は自分を責めてしまうのか
発売日:2025年3月
- ページ数
- 219,3p
- ISBN
- 978-4-480-07674-8
- 著者情報
- 信田 さよ子(ノブタ サヨコ)
1946年、岐阜県生まれ。公認心理師・臨床心理士。原宿カウンセリングセンター顧問。お茶の水女子大学哲学科卒、同大学院修士課程児童学専攻修了
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商品説明
「すべて自分が悪い」というふうに自分の存在を否定することで、世界の合理性を獲得する。この感覚を、自責感といいます。臨床心理学では、自責の問題はほとんど扱われてきませんでした。この本では当事者の言葉を辞書として、自責感だけでなく、母と娘、共依存、育児といったものにまつわる問題を考えていきます。講座の語り口を活かした、やさしい一冊です。
自責感とうまくつきあう。
当事者の言葉を辞書として、私たちを苦しめるものの正体に迫る。公開講座をもとにした、もっともやさしい信田さよ子の本。
目次
まえがき
第1章 母はまだ重い
1 「母と娘」の時代の幕開け
精神分析のなかの女/フェミニスト・カウンセリング/アダルト・チルドレン/被害という概念の広がり/『母が重くてたまらない』へ
2 母と娘のいま
母娘問題のはじまり/毒母、毒親という言葉/母の老い/自分の限界は甘く見積もる/亡くなった親
3 母を俯瞰する
定義にこめたもの/母親の三大原因説/謝罪になっていない謝罪/母と娘は和解できない
4 グループの力
解釈を一切しない/母親研究/言いっぱなし・聞きっぱなし/生育歴が母親研究になる/母を俯瞰する/不均衡な力関係の表れ方/母が怖くなくなるような状態を目指す
第2章 共依存を読みとく
1 共依存とシステム家族論
当事者の言葉/アルコール依存症の治療現場から/システム家族論の登場/システム家族論の影響
2 支配としての共依存
共依存の発展/従来の共依存理解の限界/依存ではなく支配/「あなたのために」が不幸のはじまり/言葉が現実をつくる/母の愛のいかがわしさ/被害者権力/パターナリズム
3 母と娘の共依存
母のケアが力を奪う/あなたがいないと生きていけない/女性と共依存/共依存的な人にどう対処するか/共依存的になってしまうとき/被害者は無力化されているのではない/権力は状況の定義権/支配の根幹
4 複雑化したトラウマ
苦しみと鈍感さ/ありふれている共依存/支配性を自覚する
第3章 母への罪悪感と自責感
1 近代と母性愛
母と娘に関する3冊/罪悪感の正体/つくられた家族像/母性愛のふたつの柱
2 母のミソジニー
精神分析にとって女とは何か/阿闍世コンプレックス/受け継がれる母性信仰/ミソジニー
3 母性愛と罪悪感・自責感
反出生主義/虐待の影響としての自責感/母性愛なんてものはない
4 第三者の介入
最良の第三者は、父であるべき/キーワードの整理
ほか
商品詳細
- シリーズ名
- ちくま新書 1845
- 出版社名
- 筑摩書房
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
注意事項
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