〈私〉を生きる心理臨床 「水平性をめぐる動き」と「垂直性をめぐる動き」から
発売日:2023年3月
- ページ数
- 239p
- ISBN
- 978-4-422-11652-5
- 著者情報
- 小山 智朗(コヤマ トモアキ)
1971年丹波篠山市に生まれる。大阪市立大学文学部卒業、甲南大学人文科学研究科修士課程修了、京都大学教育学研究科博士課程研究指導認定退学。教育学博士。現在は、京都先端科学大学准教授、京都大学非常勤講師。臨床心理士、公認心理師。関心は、バックパッカー的な生き方、講義で学生の笑いを取ること
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商品説明
自らの持てる可能性を最大限に発揮して生きる。“私”を生きるとはどのようなありかたなのか。心理臨床家はそのプロセスをいかに支えられるのか。
本書で〈私〉とは、自らの持てる可能性を最大限に発揮して生き、主体的に他者と深く関わり合いながら、認識を新たにしていき、常に変化に開かれた主体と考えられている。〈私〉を生きるとはどのようなありかたなのか、またそのプロセスを心理臨床家はいかに支えられるのか。〈私〉と近縁の心理学的概念との比較といった理論的検討に加え、水平性をめぐる動き、垂直性をめぐる動きという観点から事例場面の検討をおこない考察する。
目次
はじめに
第1部 〈私〉をめぐる理論
第1章 問題提起と本書の構成
1. 心理臨床学における「私」という言葉
1-1. 「私」の辞書的意味
1-2. 心理臨床学における「私」に関する先行研究
1-3. 「私」という言葉の意味
2. 本書における〈私〉
2-1. 木村敏の主体
2-2. 本書における〈私〉を生きるとは
3. 本書の目的と方法
第2章 〈私〉に関する心理学的概念からの検討
1. 〈私〉と近縁の心理学的概念との比較
1-1. 自我
1-2. アイデンティティ
1-3. 自己
1-4. 近代的主体
1-5. わが国の心理臨床学における主体
2. 〈私〉独自の特徴
2-1. 実体ではない動き
2-2. 他者との濃密な関わり合い
2-3. 生涯を通した変化
3. 否定性という視点
3-1. 転移という視点からみた否定的感情
3-2. 否定性という視点からみた否定的感情
第3章 「水平性をめぐる動き」「垂直性をめぐる動き」からみた〈私〉
1. 「水平性をめぐる動き」「垂直性をめぐる動き」という観点
1-1. 「行為」と「認識」という観点
1-2. 「水平性をめぐる動き」「垂直性をめぐる動き」とは
2. 「水平性をめぐる動き」「垂直性をめぐる動き」からみた主体の歴史的変遷
2-1. プレモダン的な主体――主体は超越者に
2-2. 近代的な主体――主体は人間に
2-3. ポストモダン的な主体――主体の解体
3. 本章のまとめ――歴史的な文脈からみた〈私〉を生きるという視点の意味
第2部 〈私〉が生成する心理療法の実際
第4章 自閉症スペクトラム障害の子どもの〈私〉
1. 自閉症スペクトラム障害の子どもにおける〈私〉を生きるという視点
1-1. 自閉症スペクトラム障害をめぐる研究の歴史
1-2. 心理療法的アプローチの可能性
1-3. 自閉症スペクトラム障害における〈私〉を ほか
商品詳細
- シリーズ名
- アカデミア叢書
- 出版社名
- 創元社
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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